【プレビュー】堅守を貫き、こじ開けろ。G大阪と神戸の3位・4位対決|Jリーグ

【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは6月22日と23日にかけて第19節が開催。パナソニックスタジアム吹田では、ガンバ大阪とヴィッセル神戸が対戦する。

●【動画】ガンバ大阪 宇佐美貴史&坂本一彩 インタビュー

前半戦のラストゲームで注目の関西勢対決が実現する。パナソニックスタジアム吹田でガンバ大阪とヴィッセル神戸が激突。勝点34の青黒と勝点33のクリムゾンレッドが上位生き残りをかけてしのぎを削り合う。

ダニエル・ポヤトス監督体制2年目のG大阪は今季、堅い守備を武器に勝点を積み上げている。開幕から18試合を終え13失点はリーグトップタイの数字。完封試合は7試合を数え、複数失点を喫した試合はわずか2試合に留まっている。

その堅守の中心にいるのは、中谷進之介だ。新加入の背番号20は、フィールドプレーヤーでは唯一フルタイム出場を続け、最終ラインを統率。ゴール前で体を張り、声を張り上げ、同じくフルタイム出場中のGK一森純とともに青黒の壁を築き上げている。

守備陣の奮闘に攻撃陣も呼応したいところであるが、19ゴールは上位陣の中では極端に少ない数字で、攻撃力の向上、得点力の増加が後半戦に向けたポイントの一つ。それでも、エースの宇佐美貴史は7ゴールと一人気を吐き、司令塔としての期待がかかる山田康太もケガから復帰後3試合で2ゴールと調子を上げてきているのは朗報である。

4連勝中の状況で迎える王者との一戦は、シーズン後半で上位争い、さらに言えば、優勝争いに加われる力と資格があるか問われるゲームとも言い換えられる。ロースコアの展開で1点が勝負を分ける90分になるのは間違いない。舞台はホーム・パナスタ。粘り強く戦い関西のライバルを叩き、上へとのし上がりたい。

リーグ連覇を狙う神戸も守備の安定感が目立つ。G大阪と並びここまで喫した失点は『13』。しぶとく勝点を積み上げる勝負強さは、昨季から引き継がれている。

その上で得点もコンスタントに取れており、大迫勇也と武藤嘉紀の二枚看板は今季も健在であるが、その二人よりも多くゴールを決めているのが、宮代大聖である。全試合でピッチに立ち7ゴールをマーク。加入1年目ながら十分な働きを見せている。

リーグ戦の直近5試合は、複数得点のゲームがなく、1-0での勝利が2試合、0-1での敗戦が2試合、1-1での引き分けが1試合と得点は湿りがちであるが、1試合で6ゴールや4ゴールを奪ったゲームもあるだけに、ハマれば爆発力もある。

後半戦での追い上げ、そして逆転優勝へ。折り返しのタイミングで青黒をねじ伏せ、機運を高める。

https://www.dazn.com/ja-JP/news

Share Button