神戸戦迎えるG大阪FW宇佐美貴史「どちらが先に取るか」3戦連発で“盾×盾”対決の“矛”になる

G大阪は22日にホームで4位・神戸と対戦する。神戸戦を皮切りに26日には2位・鹿島戦(カシマ)、30日には首位・町田戦(パナスタ)。今季のタイトルレースを左右する3連戦の第一ラウンドが関西ダービーで、やはりキーマンになるのは“至宝”FW宇佐美貴史(32)だ。

対神戸戦は公式戦18試合13得点5アシストをマーク。「たまたま取っているだけ。全然、意識したことはないし、神戸戦が得意だと思ったこともない。数字上そうなっているだけ」。自身は神戸キラーを否定するが、現在リーグ2試合連発。前節・柏戦では鋭すぎる切り返しから得点を奪うなど状態の良さを印象づける。20年以来4シーズンぶりの神戸戦ゴールが期待される。

神戸の吉田孝行監督もDF初瀬亮も警戒選手に宇佐美の名を挙げていたが、それも逆手に取る。「次の試合だけじゃない。もう警戒はされている。警戒してもらえれば上手く周りを使いながらもできる。そうやって思ってもらえる方が自分としてはやりやすい」。自身に厳しくマークが付けば、その分、MFウェルトンやMF山下諒也らがプレーしやすくなる。自分が活きるパターンと周りを活かすパターンの両方をイメージした。

「どちらが先に得点を取るか。取れた方がすごく有利になる。うちも先制点を取れれば良い状況でゲームは進められている。そこはすごくキーになる」。J1最少失点チーム同士の“盾×盾”対決。必然的に重くなる1点を奪う“矛”になる。

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