G大阪、宇佐美貴史の先制弾と山田康太の古巣弾で柏を振り切る 今季初の4連勝で3位キープ 

◆明治安田J1リーグ▽第18節 G大阪2―1柏(16日・パナソニックスタジアム吹田

6試合が行われ、G大阪はMF山田康太(24)の古巣から奪った“恩返し弾”などで2―1と柏を下し、今季初の4連勝を飾った。7戦連続負けなしで3位維持。神戸は元日本代表FW武藤嘉紀(31)の9試合ぶり弾で川崎を破り、4試合ぶりに白星を手にした。2位・鹿島は新潟と引き分け、首位・町田と勝ち点2差に広がった。

初めての「感覚」を信じ、ゴール前に走り込んだ。1点リードの前半26分、左CKから始まった攻撃で、山田が右足でネットを揺らし、ホームのサポーターを沸かせた。柏から今季加入後、古巣から奪った新本拠初ゴール。チームの4連勝に「大事な試合で、上を目指せるかって時期に貢献できてうれしい」と笑みを浮かべた。

運動量とパスセンスを武器にトップ下のレギュラーをつかんだ。5月26日のFC東京戦(味スタ)では途中出場の1分後に移籍初ゴール。「ゴール前に行ったらなにか起こるって感覚を最近もっている。今までなかった感覚。自分のパターンにできたら」と自信をみなぎらせた。

恩返しの一発だ。でん部痛から、7試合ぶりにスタメン復帰。元気な姿でピッチを駆け回り、「少し特別な感覚はあった。でも、関係なく目の前の試合を勝つことを意識した」と両サポーターに成長した姿を見せた。

チームは2ケタ10勝目。勝ち点では早くも昨季に並ぶ34を獲得した。先制弾の元日本代表FW宇佐美は「相手を圧倒しないと上位との試合で(勝利は)こぼれてこない」と慢心なし。22日はホームで4位・神戸戦。リーグ最少失点13で並ぶ昨季王者との“関西ダービー”も制し、頂点まで上り詰める。(森脇 瑠香)

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