U-23日本代表がパリ五輪前ラスト遠征で白星! 藤尾&細谷が2発…昨年大敗のアメリカに雪辱果たす

[6.11 国際親善試合 U-23日本 2-0 U-23アメリカ カンザスシティ]

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パリオリンピック出場を控えるU-23日本代表は現地時間11日、アメリカ・カンザスシティでU-23アメリカ代表と対戦し、2-0で勝利。前半5分にFW藤尾翔太(町田)がPKを決めて先制し、後半24分にはFW細谷真大(柏)が追加点を奪った。

7月3日にパリ五輪メンバーを発表するU-23日本代表は、最後の海外遠征を行った。7日のアメリカ戦は完全非公開で、11日の試合は二度目の対戦となる。4-3-3の布陣を敷き、GKは小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)、4バックは左からDF大畑歩夢(浦和)、DF高井幸大(川崎F)、DF西尾隆矢(C大阪)、DF半田陸(G大阪)。アンカーはMF藤田譲瑠チマ(シントトロイデン)、インサイドハーフは左がFW荒木遼太郎(FC東京)、右がMF山本理仁(シントトロイデン)。前線3人は左からMF斉藤光毅(スパルタ・ロッテルダム)、藤尾、MF三戸舜介(スパルタ・ロッテルダム)が並んだ。

ともにパリ五輪出場を決めたチーム同士の対戦。日本はアメリカと昨年10月以来の再戦で、そのときは1-4と大敗を喫していた。リベンジを果たすべく、日本は序盤から左ウイングの斉藤が個の力を発揮して果敢に攻め立てる。前半5分には敵陣PA内で相手のハンドを誘発し、PKを獲得した。キッカーは藤尾が務め、冷静にゴール左隅に先制ゴールを沈めた。

その後も攻勢を保つ日本だが、前半23分に山本が自陣内で相手のシュートを受けて倒れ込んでしまう。そのまま担架で運ばれ、MF川崎颯太(京都)が投入された。

前半30分以降に強まったアメリカのプレスだが、日本は巧みにいなしながら前線に運ぶ。同40分、川崎が自陣付近から縦にパス。斉藤からパスを受けた荒木がドリブルで突き進み、最後はPA左で藤田が左足ダイレクト。しかしシュートはわずかにゴール右外に逸れていった。

前半アディショナルタイム1分過ぎには、アメリカにカウンターを受ける。最前線で突破を許すが、小久保がPA外まで飛び出してスライディングタックル。果敢な守備でピンチを防ぎ切った。

前半を1-0で折り返すと、ハーフタイムに2枚替え。斉藤と藤尾を下げ、MF平河悠(町田)と細谷が入る。アメリカも3人が交代した。日本は西尾、高井を中心に体を張った守備でアメリカのチャンスを潰し、その後も決定機を作っていった。

後半24分には再び交代カードを使用し、荒木に代えてMF佐藤恵允(ブレーメン)が出場する。佐藤は左ウイング、平河が右ウイングに入った。その1分後に値千金の追加点。アメリカのスローインを右サイドで川崎がカットし、パスを受けた三戸がPA右までドリブル突破から右足シュート。相手DFに当たったボールを相手GKは収めきれず、こぼれたところを細谷が押し込んだ。

後半33分、日本は大畑を下げてDF関根大輝(柏)が出場。半田が左SBに移動し、関根が右SBに入った。同35分には三戸に代えて初招集のMF佐野航大(NEC)がピッチに入った。

試合はそのまま終了し、日本が2-0で勝利。パリ五輪メンバー発表前最後の試合で白星を飾った。

日本は7月3日にパリ五輪に臨むメンバー18人を発表。同月17日にフランス・トゥーロンで開催国のU-23フランス代表と最後の親善試合を行い、24日にグループリーグ初戦でパラグアイと対戦する。

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