【G大阪】宇佐美貴史が2発でチーム3位浮上に貢献 攻守両面でリーダーぶりを発揮
<明治安田J1:湘南1-2G大阪>◇1日◇第17節◇レモンS
ガンバ大阪のFW宇佐美貴史が3本のシュートで2度ネットを揺らし、今季初の3連勝で3位浮上を呼んだ。
湘南ベルマーレに主導権を握られ続ける展開の前半29分、相手GKのパスミスからMF鈴木、MF山下がワンタッチでつないだボールを流し込んで先制。後半20分には自らのスルーパスから山下が倒されて得たPKをゴール右上に決めて勝負あり。この日チームが記録した前半2本、後半1本のシュート全てを放ったエースは「(1点目は)プレスが狙い通りにいった数少ないシーン。最後は良いところに落としてくれた。PKは落ち着いて冷静に決められた」。19年11月に同じ会場での湘南戦以来となる自身1試合2得点に頬を緩めた。
昨季16位に沈んだチームを救うため、今季は始動前から体を絞り、攻撃だけでなく守備での貢献度も大幅にアップさせた。この日も先制点の前に選手を集めてプレスの形を調整するなど攻守両面でリーダーぶりを発揮。最前線でチームをけん引した主将は「苦しい展開だったが、要所を押さえてうまく立ち回れた。厳しい中でも勝てるのはチームの強さだと思う」。2位でシーズンを終えた20年以来となるトップ3入りに胸を張った。