ガンバ大阪MF中村仁郎（20）が、進化した姿での復帰を約束した。

G大阪アカデミー出身で左利きのテクニシャンは、1月19日に左ひざ軟骨損傷の手術を受けてリハビリ中。これまでは室内でのメニューが続いていたが、29日にピッチでのトレーニングを開始し、復帰に一歩近づいた。

中村によると現状は「外では軽くジョグしたり、軽くボールを触ったりリフティングするぐらい」。激しい動きができるのはもう少し先になりそうだが、動くことの怖さは「今のところほとんどない。全然痛くもない」と着実にステップを踏んでいる。

現時点で中村が目指しているチーム練習への完全合流時期は、7月だという。2回目の手術から4カ月で合流という当初予定からは時間を要すことになっているが、慎重に進めることでのメリットもあったという。「身体能力の部分で周りから劣っている。体のことに向き合って、そこを上げることをやってきた」。中村はトレーナーと自分の体に合った筋トレを続け、体重は変わらずとも体を大きくできていることに手応えを感じている。その変化にはチームメートからも驚きの声が出るレベルだという。「ごつくなったなってみんなから言われます。着痩せする服を選んでるからあまりわからないと思うけど『脱いだらすごい』って言われます（笑い）」。抜群の技術を持つアタッカーが、力強さを増してどんなプレーを見せてくれるのか。背番号41の復帰がますます楽しみなものになった。【永田淳】

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