結果とともにG大阪に芽生える自信…宇佐美貴史「うまくいく雰囲気感じられた」

[5.26 J1第16節 FC東京 0-1 G大阪 味スタ]

手応えのある勝利となった。4位のガンバ大阪は直近5試合で4勝1分。FW宇佐美貴史は「もう少し点差があって勝てれば、それが妥当な結果かなというくらい。だけど、勝ててよかった」と勝利の喜びを噛み締めた。

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前半から決定機を作り続けた。ゴールこそ遠かったものの、後半40分にMF山田康太のゴールで決着。4位のG大阪は3位の昨季王者ヴィッセル神戸と勝ち点1差に迫った。宇佐美は攻守に大きな手応えを語る。「いま課題としている攻撃的な厚みの部分とか、得点は1点だったけどチャンスも多く作れた。守備もイレギュラーが発生していないところに関しては安定して守れた」と振り返った。

それでも攻勢が緩んだ時間帯もあった。後半3分に宇佐美自身が鋭いミドルでチャンスを作ったが、そこから10分程度はFC東京に何度も決定機を作られ、ゴールを脅かされた。宇佐美は急きょ味方を招集して「こんなんじゃアカンという話はした」。それは自らの発奮にもつながった。「僕も後半の最初の入り、ボワッとしていると思った。自分自身に言い聞かす意味でもあった」と真意を明かした。

途中出場の山田が決勝点を挙げた。宇佐美は「途中で入ってきてくれた選手も勢いを与えてくれた」と称賛。今季加入の山田にとっては移籍後初ゴール。「康太に関してはやっとかというところ」と皮肉めかしながらも「彼自身なかなか得点は去年からも少なかった。今年移籍してきて一つ目が出たことは康太にとってもよかった」と目を細めていた。

リーグ最少失点という守備力はさることながら、粘り強く得点を奪う攻撃力を身に着けつつある。宇佐美は「フィニッシュでしっかり終わるという形に持っていけるようにするには、まだまだ工夫やトレーニングは必要」と語る。それでも光明が見えていることも強調。「一つ目の相手のプレッシャーを越えてからボールを回すゾーンは少し上がった感覚はあった。まだまだ課題はあるが、でも兆しというか、これを続けていったらうまくいくという雰囲気はみんな感じられた」。結果とともに、たしかな自信が芽生え始めているようだ。

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