FC東京・高宇洋、「自分の土台をつくってくれたクラブ」古巣G大阪戦へ闘志
FC東京は26日、本拠地・味の素スタジアムG大阪と対戦する。MF高宇洋(26)はプロ入りから2年半を過ごした古巣との対戦に向けて闘志満々。今季11失点でリーグ最少タイのG大阪の守備に最多26得点を挙げるFC東京の攻撃が挑む”ほこたて”対決となるが、司令塔として高は「チャンスの数やゴール前の質を発揮して、こじ開けたい」と意気込む。
昨季まで在籍した新潟に続き、今季2度目の古巣戦に挑む高。プロ入りから2年半を過ごしたG大阪は「自分の土台をつくってくれたクラブ」と感謝の思いを口にする一方、「プロとしての厳しさ、悔しさを味わった場所でもある」と言う。成長した自分を見せるには格好の相手だ。その古巣は今季11失点で、リーグ最少失点の堅守を誇る。
「ミーティングの映像や、個人でも見てもゴール前で体を張るところはすごい。最少失点の理由が詰まっているような映像がたくさんあった。自分たちも今得点は取れているので。しっかりこじ開けるためにもチャンスの数やゴール前の質を発揮して得点を挙げたい」
FC東京は、ここまでリーグトップの26得点を挙げてきた。どこからでも、ゴールを奪えるチームの司令塔として、高はこんな言葉にする。
「いろいろ攻撃が一辺倒にならずに、外だけじゃなく中を見せながらというのは大事になってくる。バランスも重要なので、常に意識しながらプレーしたい。自分は真ん中からパスで動かしながら常に相手の嫌がるところを狙っていきたい」
J1通算ホーム600得点まで残り1点。記録的なゴールを奪い、古巣を倒す。そのシナリオを完遂するには高のゲームメークに懸かっている。