【G大阪】得点も失点もリーグ最少 得点力アップに宇佐美貴史は「距離感と枚数」を意識

ガンバ大阪は18日、大阪・吹田市内の練習場で非公開練習を行い、翌日の川崎フロンターレ戦(パナスタ)に向けて調整した。

取材に応じたダニエル・ポヤトス監督(45)は川崎戦のポイントについて「相手の前線のプレスをどのようにかわすかが大事になってくる」。FW家長昭博(37)やFWマルシーニョ(29)らの圧力をうまく回避し、攻撃につなげるかどうかがカギになる考えを示した。

現在6位のG大阪は、首位のヴィッセル神戸と並んでリーグ最少の10失点。安定した守備が成績を支えている一方で、得点数もリーグ最少の11となっている。FW宇佐美貴史(32)は「チームとしての守備はほぼパーフェクトに近いようなところがある。全員で守る意識とクオリティーは去年とは段違い。じゃあどこを伸ばすかといったら攻撃的な部分。そこの伸びがあればもっと強いチームになれると思う」と攻撃面の改善に意識を向けた。

改善のためのポイントとして、宇佐美は「距離感と枚数」を挙げた。「押し込んだ時のボール回しの時、(選手間に)距離がある。全体的に前に位置を取る意識が必要だし、勇気を持って枚数をかけること」とし、より全体で相手に圧力をかけていく戦いの必要性を語った。

U-23日本代表DF半田陸(22)も「クロスを入れた時にゴール前に入る人数を増やすこと、3人目の動きやワンタッチプレーを増やすこと」とコメント。守備のベースは守りながらも、積極的にアクションを起こしていくことが必要だという考えを語った。

大崩れしないチームになっているからこそ期待される得点力アップ。川崎戦ではその可能性を示す戦いを目指す。【永田淳】

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