東京Vは直近11戦無敗…G大阪のキーマン対策に奮闘したMF森田晃樹「前を向かれるのが一番怖かった」
[5.15 J1第14節 東京V 0-0 G大阪 味スタ]
東京ヴェルディはガンバ大阪と0-0で引き分け、J1復帰1年目で11試合負けなしとなった。ボランチの一角で攻守に奮闘したMF森田晃樹は試合後、「勝てていないのであまりポジティブでもない」と3勝8分での無敗には複雑な表情を見せつつも、「負けてはいないのでネガティブになることはない。チームの雰囲気としてはいいと思う」と一定の手応えを口にした。
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G大阪を相手に優勢に試合を進めた中、森田は特に守備での貢献が目立った。相手のキーマンはFW宇佐美貴史。「宇佐美選手がトップ下に落ちて前を向かれるのが僕たちとしては一番怖かったし、そこにボールを入れさせないことを意識していた」(森田)。ミドルゾーンに守備ブロックを構えながらも、動き回る宇佐美には積極的についていき、ボールを奪う場面も作った。
そのまま宇佐美は後半30分に途中交代し、最終的にもG大阪をシュート4本、うち枠内シュート0本で抑え込んで完封。森田は「宇佐美選手のところはだいぶ意識して警戒していたので、守備のところでは仕事をさせなかったんじゃないかなと思っている」と胸を張った。
もっともその一方、ノーゴールに終わった攻撃の課題にも目を向けていた。 「なかなか前線で起点を作れなかったところと、ちょっと無理をしてでも相手の嫌なところにボールを入れるところとか、流動的な動きが少し足りなかったと思っている」。自身は前半から最終ライン付近で攻撃を組み立てるプレー、一列上がってボールを前進させるプレーでG大阪を苦しめていたが、後半38分のミドルシュートに悔いを残した。
ゴール右隅を狙ったシュートはGK一森純のスーパーセーブに阻まれる形になったが、それだけでは満足せず。「相手がニア側に1人立っていて、ファーを狙うのも良いかなと思ったけど、GKが読みやすいと思ってニアサイドに打った。ちょっとコースが甘かったのと、シュートスピードが足りなかったと思う」。そう振り返った森田は「なかなか相手の怖いところにパスを入れられず、横回しの時間が長かった中、ようやくああいう場面ができたところで決め切れなかったのは自分の実力不足」と責任を背負った。