【G大阪】名古屋戦に向けて調整 宇佐美貴史は「固められる前に仕留めきること」と攻略イメージ
ガンバ大阪は9日、大阪・吹田市内の練習場で非公開練習を行い、11日の名古屋グランパス戦(豊田ス)に向けて調整した。
6日に行われたセレッソ大阪との大阪ダービーに勝利したG大阪は、良い形で次の名古屋戦に向かう。ダービーでバースデー決勝弾を決めたエースFW宇佐美貴史(32)は「うぬぼれるようなことがあってはいけないけど、勢いであったり、勝ったことの満足、うれしさといったポジティブなメンタリティーは継続させていけるもの。良い意味での心の余裕を継続して次に持っていければいい」と勝利の勢いに乗って、上位をうかがうつもりだ。
ダニエル・ポヤトス監督は名古屋に向けて「長いボールを蹴ってくるので、いいボールを蹴らせる状態にしないこと。ファーストボールに対して良いプレッシャーをかけていくこと」と試合のポイントを口にした。
かつてG大阪を率いた長谷川健太監督(58)との対戦ということもあり、宇佐美は「健太さんのチームっぽいなという感じ。勝負強さもあるし、戦える選手がいる」と警戒。一方で、教えを受けたことがあるからこそ意識する狙いも明確にある。「ペナルティーエリア内に人数を割くというのは、僕らが徹底してやっていた分、名古屋の選手もやっているだろうなと想像がつく。ガチっと固められる前に仕留めきることができれば」。G大阪としては相手にボールを持たせて、奪ってからの素早いカウンターで仕留めることもイメージした。【永田淳】