J1・G大阪、5年ぶりにリーグ戦の大阪ダービー勝利 FW宇佐美がバースデー弾 遠藤コーチの言葉が選手の士気を高める

明治安田J1第12節第1日(6日、G大阪1-0C大阪、パナスタ)FW宇佐美が自らを祝うバースデー弾で、G大阪をリーグ戦では5年ぶりとなる大阪ダービー勝利に導いた。

「ここ最近、ダービーのあと、笑顔で帰らせることができなかったので、きょうは皆さん笑顔で帰って、美味しいお酒を飲んでください」

試合後、笑顔でサポーターに呼び掛けた。リーグ戦での大阪ダービー勝利は2019年5月18日(パナスタ)以来。待たせ続けた分、選手側も喜びを爆発させた。

前半28分に相手陣内でのパスミスに宇佐美が反応すると、冷静にゴール右に沈め先制。32歳の誕生日ゴールが決勝点となった。

宇佐美によると、この日の試合前には遠藤コーチがミーティングで選手にゲキを飛ばし「誇りを持って戦おう。このエンブレムを付けてきょう勝つのはあいつらじゃない。勝って喜ぶのはあいつらじゃない」と士気を高めたという。試合後には「お前ら最高だぜ」と迎え入れてくれたという遠藤コーチ。クラブが誇るレジェンドの一言も、選手に力をもたらした。

ポヤトス監督は「一番は最初にはファンにはここ数年苦しんできた思いがあったと思うので、喜びを届けられたのがうれしく思う。完成された形だった」とうなずき、「きょうはおおいに楽しんで、明日から名古屋戦に向かってやっていきたい」と次戦を見据えた。互いのプライドがぶつかり合った激戦を制した勢いで、上昇気流に乗っていく。

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