三浦弦太と熱い抱擁! 決勝弾のガンバ宇佐美貴史は、エンブレムを叩き「5」のポーズ「彼に勝利を届けられて良かった」
32回目の誕生日&J1通算250試合出場
ガンバ大阪は5月6日、J1第12節でセレッソ大阪とホームで対戦。1-0で競り勝った。
伝統の大阪ダービーでの白星は、2019年以来、実に5年ぶり。勝利の立役者は、この日が32回目の誕生日&J1通算250試合出場の宇佐美貴史だ。
28分、敵陣で相手のパスミスを拾うと、軽やかなタッチでシュート体勢に入り、右足を一閃。鋭い一撃をニアにぶち込んだ。
得点後にはカメラに向かって胸のエンブレムを叩き、右手の指をすべて立てて「5」のポーズ。試合後のフラッシュインタビューで「三浦(弦太)選手へのメッセージでしょうか?」と問われると、ガンバのキャプテンは「そうですね」と応じ、先日に右膝の負傷が発表され、戦列を離れているチームメイトへの想いを語った。
「本当は、このあいだの福岡戦で勝って、弦太を安心させることができれば良かったんですけど、それが達成できなかったので、なんとしても今日、全員で勝って、弦太のためにも勝利を届けるっていうのは、全員で約束をしていたので。本当に、彼に勝利を届けられて良かったです」
そう語る宇佐美のもとに三浦が駆け寄り、「貴史、ありがとう!」と感謝を伝え、2人は熱い抱擁を交わす。5番を背負うDFはマイクを掴んで「おめでとう! 貴史、おめでとう!」とも。
また1つ歳を重ねたアタッカーは、「16(歳)の終わりからプロをやっていて、だいたい半分ぐらいに来て、いろんな姿をみなさんに見せてきたと思っています」と殊勝に語る。そして「後ほど、ゴール裏でバースデーソング、歌ってください!」と叫ぶと、会場から大きな歓声があがった。