沖縄にJ1クラブ初上陸琉球がG大阪から“歴史的勝利”!G大阪育ちのFW白井陽斗が恩返し決勝弾!!

[4.24 ルヴァン杯2回戦 琉球2-1G大阪 タピスタ]

沖縄県開催で初となるJ1クラブ参戦で話題を集めた一戦で、FC琉球がガンバ大阪を2-1で破る波乱を演じた。5月22日の3回戦ではセレッソ大阪と対戦する。

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初となるJ1クラブの沖縄上陸。タピック県総ひやごんスタジアムには、今季J3本拠地開幕戦を上回る5406人が詰めかけた。

波乱を演じる立役者となったのは、青黒戦士として生まれ育った24歳の一撃だった。

前半からがっぷり四つに組みあってゴールを目指した琉球は前半43分、MF富所悠の右足弾で先制。前半を1点リードで折り返すことに成功する。

後半に入ると4分にクロスのこぼれ球からMF鈴木徳真にグラウンダーのシュートを決められて同点に追いつかれるが、同31分、DFラインから出たロングボールをMF岩渕良太が繋いで前線へ。スピードで裏に抜け出したFW白井陽斗がGKとの1対1を制して、勝ち越しに成功した。

白井はG大阪門真ジュニアユース、G大阪ユースと下部組織で育った選手で、18年にトップ昇格。しかしトップチームでは出場機会に恵まれず、22年に岡山に完全移籍。23年より琉球に活躍の場を移していた。

白井は今季J3で8得点を決めて現在得点ランキングトップ。古巣との一番で成長を見せつけた。後半43分に交代でベンチに下がっていた白井は、試合終了の瞬間にユニフォームの裾で目頭を押さえて、人目をはばからず涙を流した。

目を赤らめながらインタビューエリアに立った白井。その理由を「小学校から数えると14年間の思い出がいろいろ蘇りました」と照れ笑いで答えると、「勝ちにこだわろうとやっていたし、ガンバのサポーターや関係者にも成長した姿をみせようと挑みました」。そして「満足です」と納得の表情を見せていた。

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