Jルヴァン杯“改革”で「過去最高に近い売り上げ」 野々村チェアマン、J1対J3激突成果を明言

理事会終了後に記者会見を実施

Jリーグは4月23日の理事会終了後に記者会見を実施。野々村芳和チェアマンは、今季からフォーマットが大きく変更されたルヴァン杯について、「下のカテゴリーのクラブにとっては、クラブとしての経験値を得られ、ビジネス的にも過去最高に近い売り上げがあるという点でも良かった」と話した。

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今季からルヴァン杯はJ1からJ3までの全60チームが参加する大会にリニューアルされた。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント進出した横浜F・マリノス、川崎フロンターレヴァンフォーレ甲府の3クラブが準々決勝から出場のシードを獲得。他の57クラブで5つの8強入りを争うが、まずはJ1からJ3までの5クラブから6クラブが参加してのミニトーナメントで10チームの勝ち上がりを決める。その対戦時はカテゴリーが下のクラブのホームゲームとして実施される。

野々村チェアマンは4月14日に実施されたヴァンラーレ八戸鹿島アントラーズ、Y.S.C.C.横浜とFC東京の試合において、それぞれホームの八戸とYS横浜が過去最高の入場者数を記録したとコメント。そのうえで「下のカテゴリーのクラブにとっては、クラブとしての経験値を得られ、ビジネス的にも過去最高に近い売り上げがあるという点でも良かった。普段見られないトップカテゴリーのクラブが来て子どもたちが楽しんでいる様子が印象に残ったという理事会のメンバーもいた」と話した。

そのうえで、全体的な部分について「ポジティブな想像もあれば、平日のナイトゲームでの受け入れなどの不安もあったが、多くの会場でオペレーションもうまくできている。クラブにもいい経験になったのではないかと思う。売り上げなどはクラブから後日出るかもしれないが、下のカテゴリーからすると今までになかったもの。1つ勝つとJ1と試合ができるという勝つことの重要性も大事なもの。明日のゲームでも、もう1回勝つとチャンスがさらに増えるという健全な競争の中で良いトライができていると思う」とコメントした。

また、今季のルヴァン杯では試験的にベンチ入りメンバーを9人に拡大している。これまで一部クラブからは要望の多かった1試合あたりの登録可能人数の拡大だが、野々村チェアマンは「(導入が)難しい理由はなく、今までやっていなかったこと」として「2人分の遠征費が増える感覚をルヴァン杯で試してみて、来年以降どうしようかと。現場に寄り添った方法でトライしているということ。J1の何クラブかが少ない人数でやっていたが、これなら問題ないとなれば人数を増やしたほうが良いと思っている。納得感が得られるかどうか、大会をやりながら各クラブの話を聞いていく」と今後の展望を話した。

24日にはガイナーレ鳥取と浦和レッズ、FC琉球とガンバ大阪といったJ3のホームにJ1クラブが乗り込む対戦も複数組まれている。観客動員数や地元への経済効果も期待される中で、これまで発生していない2カテゴリー下からの番狂わせが起こるかどうかも注目される。

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