早くも不安…。Jリーグ、スタートダッシュ失敗の大物新戦力(2)チームもヤバい…。古巣復帰も不発続きの点取り屋

明治安田J1リーグの2024シーズンが開幕して、およそ1カ月半が経過した。各チームが補強した選手たちの中には、期待に沿った活躍を見せる新戦力もいれば、活躍が期待されながらもなかなか輝けていない新戦力もいる。今回は、さまざまな理由で今季スタートダッシュに失敗してしまった新加入選手をピックアップして紹介する。※情報は4月17日時点。スタッツはJリーグ公式のものを参照。

FW:鈴木武蔵(背番号7)

生年月日:1994年2月11日(30歳)

所属クラブ:北海道コンサドーレ札幌

今季リーグ戦成績:7試合0ゴール0アシスト

北海道コンサドーレ札幌のFW鈴木武蔵は、今のところチームに大きな成功をもたらせていない。

2018シーズンにV・ファーレン長崎(当時J1)で戦っていた鈴木は、リーグ戦11ゴールを記録。この活躍が認められて、翌2019シーズンより札幌へ完全移籍することが決まった。

札幌では前線の主力選手として定位置を確立し、2シーズンでリーグ戦37試合18ゴール2アシストという素晴らしい成績を残した。また、2019年のYBCルヴァンカップでは7得点を決めて大会得点王に輝くとともに、チームの決勝進出に大きく貢献している。その後、ベールスホット(ベルギー)、ガンバ大阪を経て、今季から再び札幌で戦うことを決断した(G大阪からのレンタル移籍で札幌に加入)。

しかし、札幌での2度目の戦いでは、今のところ前回のような輝きを見せられていない。ここまでリーグ戦7試合に出場しているが、ゴールやアシストは無く、チームもリーグ19位のどん底状態。得点力不足に苦しんでおり、今季リーグワーストの5ゴールしか奪えていない。チームを上昇気流に乗せるためにも、そして指揮官の信頼に応えるためにも、早いうちに得点に絡むプレーが見たいところだ。

そんな中で迎えた第8節アルビレックス新潟戦では、16分に不運にも負傷交代。最終的にチームは、レッドカードを貰い1人少ない状況ながら守りきって、なんとか価値ある勝ち点1を手に入れたが、2試合連続白星とはいかなかった。

札幌がJ1残留を果たすためには、元日本代表FWの奮起が必須だ。2019年のルヴァンカップで見せた圧倒的なパフォーマンスを、今季もう1度再現することはできるだろうか。なるべく早く戦列復帰を果たしてもらいたい。

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