G大阪FW宇佐美貴史「やっとか…」 全2得点演出に安堵

◇明治安田J1リーグ第8節 G大阪2ー1鳥栖(2024年4月14日 パナスタ)

G大阪の逆転勝利を演出したのは、やはり“至宝”FW宇佐美貴史の右足からだった。

前半48分には右サイドからのFKをDF三浦弦太の頭に合わせ、そこからFW坂本が同点弾。「大外が空いていたのは見えていた。わざわざ速いボールじゃなくても良いと思いながら上げました。相手も疲労している感じだったので、折り返して何か起こればというイメージはできていました」。試合終了間際には左サイドからクロスを入れ、FWジェバリが胸で落としたボールを三浦が叩き込んだ。

元々キック精度は高く、これまでの試合でも得点の匂いがするボールを何度も配球。この日も蹴ったCKは16本、直接FKは7本を数えた。自身も惜しいFKシュートがあった中、なかなかネットを揺らせない時間だけが続いた。「嫌な空気感はありましたよ」とドローもよぎっただけに「やっとか、という思いだった」。そして最後に冗談交じりに付け加えた。

「もっと早く決めてくれというボールは前半から出していましたし、しかも俺にアシストは付かないという…いい加減、誰か俺にアシスト付けてよ」

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