【一挙プレビュー】上り調子の東京VがFC東京とのダービーに挑む! J2ではいわきFCが昨季大敗を喫した首位・清水にホームに迎え撃つ | Jリーグ

4月12日から4月14日にかけて開催されるJリーグ(J1・J2)の試合プレビューを一挙に紹介。J1リーグの10試合、J2リーグの10試合が各地で開催される。

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4月12日

4月13日

14:00 アルビレックス新潟 vs 北海道コンサドーレ札幌(J1)

新潟は2連敗。3連戦では大胆なターンオーバーを敷き、チーム全体で戦う意思を示したが、満足のいく結果は得られなかった。5試合ぶりの勝利を狙う今節はFW太田修介に注目。負傷から復帰しプレータイムを伸ばしている快速アタッカーに待望の今季初得点は生まれるか。

札幌は連敗を『5』で止め、待ちに待った今季初勝利。バンディエラのMF宮澤裕樹が決勝点を奪い、チームの窮地を救った。連勝&最下位脱出へ、今節のキーマンはFW鈴木武蔵。前節は契約上の理由で欠場を強いられただけに、ここで札幌復帰後の初ゴールを奪いたい。

14:00 ジュビロ磐田 vs 名古屋グランパス(J1)

磐田は2試合連続の完封勝利。前節はFWマテウス・ペイショットが来日初ゴールを含む2得点を奪い、チームを今季初の連勝に導いた。得点ランキングトップのFWジャーメイン良に加え、新たな得点源が結果を残したことは大きな収穫で、今節も前線2人の活躍に期待がかかる。

名古屋は福岡と引き分け、4連勝とはならず。ただ、GKランゲラックが欠場した中でGK武田洋平が安定した働きを見せ、今季2度目の無失点に貢献したことは明るい話題だ。脳震盪の疑いがあったDFハ・チャンレも復帰を果たしており、今節も堅い守備から勝点3奪取を狙う。

14:00 アビスパ福岡 vs サンフレッチェ広島(J1)

福岡は2試合連続の無失点。FC東京戦、浦和戦と複数失点が続いていただけに、守備の安定を取り戻したことは大きな成果だ。4連敗中と苦手な一戦に臨む今節はMF松岡大起に注目。現在は3試合連続で先発を続けており、強みとする球際の争いを制して主導権を呼び込みたい。

広島は今季初の連勝で無敗を継続。前節も28本のシュートを浴びせるなど、内容と結果が伴った充実の戦いが続いている。不動のCBであるDF荒木隼人の負傷離脱も、それまでWBを務めていたDF中野就斗がカバー。勝点1差の首位追走へ、ここから連勝街道を築きたい。

14:00 横浜F・マリノス vs 湘南ベルマーレ(J1)

横浜FMは水曜のG大阪戦に勝利し、4位に浮上。今節も中2日の連戦とACLによる過密日程が続くが、連勝を『3』に伸ばしてACL準決勝に良い形で臨みたい。注目はMF喜田拓也。連戦下もフル稼働を続ける主将にとって、今節は節目のJ1通算250試合出場が懸かる一戦だ。

湘南は3連敗で18位に転落。ただ、今季負けなしの広島と対戦した前節の序盤は果敢なプレスから主導権を握っただけに、日程面の優位のある今節も良い入りを見せ、リードを奪いたい。また、U23日本代表のMF田中聡が欠場する今節はアンカーの人選もカギを握る。

14:00 ベガルタ仙台 vs モンテディオ山形(J2)

前節、仙台は藤枝とドロー。劣勢の前半から立て直し、連敗を阻止したことはポジティブな材料だ。8位に順位を下げて迎える今節の注目選手はMF相良竜之介。ここまでチームの8得点中6得点に絡んでおり、第3節以来のホーム戦白星へ向け背番号「14」に懸かる期待は大きい。

山形は第8節の敗戦を払拭する2-0の完勝。11位に浮上し、仙台とは勝点1差で伝統のダービーマッチに臨む。キーマンは前節1ゴール1アシストと別格の活躍を見せたMFイサカ・ゼイン。リーグ最少失点の相手守備をこじ開けるべく、右サイドの主導権を掌握したいところだ。

14:00 水戸ホーリーホック vs 栃木SC(J2)

水戸は群馬戦を0-0で終え、4試合連続のドロー。9試合で7失点と堅守が目立つ一方、リーグ最少タイの得点力がなかなか上向かない。2節連続の“北関東ダービー”では今度こそ結果が欲しいところ。FW寺沼星文に待望の今季初ゴールは生まれるか。

栃木も前節はスコアレスドロー。ただ、意味合いはポジティブで第8節の大敗からリバウンドメンタリティーを示した。アウェイ水戸戦では過去2年連続でFW矢野貴章が得点。4月5日に40歳の誕生日を迎えたベテランには、こちらも今季1号の期待が懸かる。

14:00 ジェフユナイテッド千葉 vs 大分トリニータ(J2)

千葉は今季2度目の連勝で9位に浮上。GK藤田和輝がPKストップの活躍を見せ、2試合連続の完封も達成した。注目選手はアーリークロスで決勝点をお膳立てしたMF髙橋壱晟。前々節は右45度から強烈なシュートを叩き込んでおり、今節も攻撃に多彩な選択肢をもたらしたい。

13位・大分は数的有利を生かせず敗戦。今季初の連勝はまたもお預けとなった。千葉には通算対戦成績で大きく負け越しているものの、2018年以降に限れば5勝1分無敗と好相性。前節終了時点で4位との勝点差は『3』と混戦模様だが、勝利でジャンプアップを果たせるか。

14:00 V・ファーレン長崎 vs 徳島ヴォルティス(J2)

長崎は2連勝で2位に浮上。3点リードから相手の猛追を許したことは反省材料だが、好機を得点に結びつけた攻撃陣の躍動は心強い。注目は前節1ゴール1アシストのMF加藤大。5月に33歳となる今季は文字通りの中軸となっており、今節も気の利いたプレーでチームを助けたい。

徳島は千葉に敗れて最下位脱出ならず。ただ、MF髙田颯也の突破から好機を作るなど、収穫も決して少なくはなかった。アウェイ長崎戦では2020年から3連勝中。相性の良いスタジアムで今季2勝目を狙う今節は、ボランチで圧倒的な存在感を放つMF児玉駿斗に注目だ。

15:00 鹿島アントラーズ vs 京都サンガF.C.(J1)

鹿島は今季初の連敗。ここ3試合はPKで奪った1得点にとどまっており、正念場を迎えている。今節はあと『1』に迫りながらお預けが続く、J1クラブ通算1800得点達成にも期待がかかる一戦。ホームで現在2戦連発中のFW鈴木優磨にかかる期待は必然的に大きくなる。

京都はアウェイ・鹿島戦の初勝利を目指し、鬼門の地に乗り込む。注目はFW豊川雄太だ。キャリア初の2ケタ得点を記録した昨季に続き、今季も攻撃の中心としてチームを牽引。プロ生活の原点となった古巣と相対する今節、チームを5試合ぶりの白星に導けるか。

15:00 FC町田ゼルビア vs ヴィッセル神戸(J1)

町田は前節、川崎Fに勝利。退場者を出した終盤は逃げ切りにシフトしたが、前半から決定機を量産し、内容面でも大きな自信を得た。そして今節はクラブとしても力を入れる国立競技場でのホームゲーム。開幕から快進撃を続ける中、黒田スタイルを“聖地”で発揮したい。

神戸は横浜FMとの“昨季TOP2対決”に敗戦。ただ、10人でビハインドを背負った中でも最後までゴールに迫り、勝利への執念を見せた。その中で懸念材料は、負傷交代したFW大迫勇也の状態。昨季MVPの大黒柱が欠場となれば、今節は序盤戦の大きな山場となる。

15:00 セレッソ大阪 vs 川崎フロンターレ(J1)

C大阪はDF登里享平に注目。今オフ15年間過ごした川崎Fに別れを告げたレフティーにとって、今節は特別な一戦となる。ここまでは全試合にフル出場を続け、チームの開幕7戦無敗に大きく貢献。“偽SB”としてのプレーに加え、今節はFW家長昭博との攻防にも要注目だ。

川崎Fはここまで15位。前節にはDFジェジエウが負傷交代を強いられるなど、奪冠を掲げた今季は受難が続く。現状打破のキーマンはFWエリソン。強靭なフィジカルを生かしたプレーに加え、守備でも献身性が光る新エースは“バースデーゲーム”でチームを勝利に導けるか。

16:00 東京ヴェルディ vs FC東京(J1)

東京Vは4試合負けなし。前々節に16年ぶりのJ1勝利を飾るなど、上り調子で“東京ダービー”を迎える。リーグでの対戦成績は6勝4分6敗と全くの五分。互いの意地がぶつかり合う“首都決戦”は、かつてFC東京を率いた城福監督の采配にも注目したい。

FC東京はアウェイチームとして“味スタ決戦”に臨む。注目はDF長友佑都。2008年、当時大学生で出場した一戦ではフッキ(元ブラジル代表)を完封し、その後の飛躍の原点となった。3月には森保JAPAN復帰を果たした37歳は、久々のダービーでも主役の座を狙う。

16:00 いわきFC vs 清水エスパルス(J2)

前節、いわきは横浜FCとドロー。2失点は喫したものの、相手のストロングであるセットプレーを守りきったことは自信になるだろう。昨季の清水戦では1-9、1-7と2試合ともに記録的大敗。今季は9試合で7失点と堅守が光るなか、真価が問われるホーム戦だ。

清水はDF住吉ジェラニレショーンの決勝ゴールで甲府に劇的な勝利。ついに首位浮上を果たした。甲府戦では、3試合ぶりに復帰したMF乾貴士が短い時間ながらも絶大な存在感を発揮。2節連続のアウェイ戦となるが、大黒柱の帰還を追い風に連勝を掴み取りたい。

16:00 愛媛FC vs 鹿児島ユナイテッドFC(J2)

愛媛は岡山と2-2のドロー。退場者を出しながらも逆転は許さず、相手を首位から引きずり下ろす形となった。昇格組同士の対戦となる今節はFW松田力に注目。ホーム戦2試合連発中のエースは『ニンジニアスタジアム』に再び歓喜をもたらすことができるか。

対する鹿児島は2連敗。連続無得点は5試合に伸び、その間の成績は1分4敗と苦戦が続く。6ポイント差で先行する愛媛との一戦はFW米澤令衣がキーマン。昨季9月のアウェイ戦では2得点でチームを勝利に導いており、今回も嫌な流れを変える働きが期待される。

4月14日

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