ガ~ン…バ暗転 一発退場から悪夢 後半ロスタイムに2失点 デイリースポーツ 12月3日(木)6時59分配信

「Jリーグ・チャンピオンシップ・決勝第1戦、G大阪2-3広島」(2日、万博記念競技場)

順調な試合運びが一転、G大阪には苦しい状況になった。2-1でリードの後半41分、MF清水と競り合ったDF呉宰碩の相手を押した行為が一発退場に。これが負の連鎖の始まりだった。

流れはG大阪にあった。後半15分、相手DFのパスを「狙っていた」とFW長沢が奪い、左足で先制に成功。今季初の先発抜てきは、長谷川監督の秘策だっ た。リーグ最少30失点の堅守を誇る広島を相手に「お決まりのパターンでは崩せない」と分析。FWパトリックではなく、献身的に走る長沢を起用した。

大一番で下した英断が的中。後半35分に失点したものの、1分後に取り返す強さも見せた。しかし、そのまま試合を締められない弱さが出た。後半ロスタイムにFKから失点。勝てる試合を逃した焦りが判断力を鈍らせた。

MF今野がスローインで早いリスタートを仕掛けるも、それを奪われ、招いた逆転弾。遠藤は「勝ちたい気持ちが出るのは仕方ない。あの時間帯で1人少ない中、声を掛け合ってやれればよかった」とフォローしたが…。

優勝へは厳しい状況だが「まだ半分しか終わっていない。ここで優勝して、G大阪の真の強さを証明したい」とDF丹羽。いまは懸命に顔を上げるしかない。

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