「99%今年で辞めます」 レジェンド遠藤保仁が告白…引退の真相「2、3年前からあった」
元日本代表の中村俊輔氏とのレジェンド対談で明言
今年1月に現役引退を発表した元日本代表MF遠藤保仁氏が、Jリーグ公式応援番組内でユニフォームを脱ぐ決断に至った真相を明かした。元日本代表の中村俊輔氏とのレジェンド対談のなかで決断への経緯に触れている。
【動画】「99%今年で辞めます」「2、3年前からあった」 レジェンド遠藤保仁が告白した現役引退の真相
遠藤氏は1998年に横浜フリューゲルスでプロデビュー。その後、京都パープルサンガ(現京都サンガF.C.)、ガンバ大阪、ジュビロ磐田でプレー。2001年から19年半在籍したG大阪時代にはJ1リーグやAFCチャンピオンズリーグ制覇など、数々のタイトル獲得に貢献した。
日本代表としても活躍し、歴代最多の国際Aマッチ出場数(152)を誇る“レジェンド”は、古巣G大阪のトップチームコーチへと転身。引退決断の経緯などは会見を開かなかったこともあり詳細は明かされていなかったなか、Jリーグ公式応援番組「KICK OFF! KANSAI」(MBS毎日放送)で詳細を語った。
日本代表で共闘した中村氏との対談のなかで「引退会見してないじゃん。なんでしてないの?」と問われると「嫌いだから」「YouTubeでやった」と、遠藤氏らしい独特のニュアンスで返答。同じ“黄金世代”の小野伸二氏らが2023シーズン限りで現役を退いたなかで「そろそろかなみたいなのあったの?」との質問も向けられた。
遠藤氏は「そろそろかなは2、3年前からずっとあった」と振り返り、ジュビロ磐田の強化担当で元日本代表の藤田俊哉氏との会話で「2023シーズンの最初のほうに、もしかしたらもう今シーズンまでかなという話をした」と回想。ユニフォームを脱ぐ決断を最終的に下したのは昨秋の10月で「99%今年で辞めます」と伝えたという。
中村氏は「(監督に)気を遣ってもらってたの?」と問うと「(監督には)気を遣わないでと俺が言った。選手としてもうダメならメンバーから外してくださいと。どれが最後の試合になるかっていうのが分からず、結局(静岡)ダービーだったかな最後」と知られざる舞台裏を語った。
遠藤氏はアウェーで行われた清水エスパルスとのダービーマッチで、後半38分からピッチに立ちおよそ7分間プレー。ファン、サポーターが白熱の試合展開に一喜一憂するなかで秘かに現役ラストマッチを迎えていた。