戦後最年少のJFA会長誕生 宮本恒靖氏が就任会見 元W杯戦士、元Jリーガーとして初
日本サッカー協会(JFA)は23日、都内で評議委員会を開催し、新理事15名による互選で専務理事を務めていた宮本恒靖氏(47)が第15代会長に就任することが正式に決まった。戦後最年少で、元W杯戦士で元JリーガーのJFA会長が初めて誕生した。田嶋幸三会長は名誉会長に就任した。
評議委員会後に就任会見が行われ、報道陣に配布された資料で宮本新会長は「私は日本サッカーが次の100年を歩んで行く際に、先人から受け継いだものを次の世代に継承していくことはとても重要だと考えています。また、継承=「守り」と併せて改革=「攻め」のアクションを起こしていくことが新たな成長につながるとも信じています。23年3月にプロジェクトリーダーとして取りまとめた『JFA中期計画2023―2026』では新型コロナウイルスか感染症の拡大やウクライナ危機など社会情勢、国際情勢がめまぐるしく変化していく中でも、サッカーの価値は不変だと発表しました。そのような時代において発揮できるサッカーの力を信じているからこそ、私は日本サッカー協会会長に立候補しました。日本のサッカーのさらなる発展に貢献、尽力していきます」と所信表明した。
◇宮本 恒靖(みやもと・つねやす)1977年(昭52)2月7日生まれ、大阪府出身の47歳。現役時代はG大阪、ザルツブルク(オーストリア)、神戸でプレー。11年に引退。00年シドニー五輪、02年W杯日韓大会、06年W杯ドイツ大会出場。日本代表通算71試合3得点。18~21年はG大阪監督を務めた。今年2月にJFA専務理事に就任。