アヤックスとガンバ大阪が3年間の戦略パートナーシップ締結…日本での人材発掘や育成を中心とした「互恵的」な取り組みに

アヤックスとガンバ大阪が戦略パートナーシップを締結した。

ヨーロッパの名門クラブの1つであるアヤックス。36度の国内リーグタイトル獲得やヨーロピアン・カップ/チャンピオンズリーグを4度制した歴史を持ち、またヨハン・クライフをはじめ、数々の世界的なスーパースターを輩出するなど育成でも定評のあるオランダ屈指のクラブだ。

そんなアヤックスはこの度、2度のJ1リーグ優勝や4度の天皇杯制覇、1度のAFCチャンピオンズリーグ制覇を誇るガンバ大阪と戦略パートナーシップを締結することを発表。日本での人材発掘や育成面での取り組みなどを前進させることを目的に両クラブが3年間提携することが決まった。

アヤックスは声明の中で「アヤックスにとってこのパートナーシップは国際的なフットボールネットワークの強化や日本での若手選手の発掘や育成のための重要な機会だ。対するガンバ大阪は、アヤックスの有名な育成プログラムに対してのトレーニングメソッドにアクセスし、国際フットボールコミュニティ内での関係性を強化することができる」と綴り、両クラブ首脳陣のコメントを伝えた。

アヤックスのフットボールディレクターを務めるマリン・ブルカー氏は「このパートナーシップはアヤックスの国際的なフットボールネットワークの拡大と国際的なトップタレントのスカウトを目的とした私たちの意志を表しているものだ。ガンバ大阪を私たちのネットワークに迎え入れることに興奮している。ガンバ大阪との協力の中で、私たちの共通の目的は従来の育成の枠を超えたお互いに利益のあるシナリオを育むことだ」とコメント。

ガンバ大阪の代表取締役社長を務める小野忠史氏は「この戦略パートナーシップは競技面を中心に事業面まで含めた幅広い提携として、アヤックスとの選手・スタッフの相互交流や、フットボールのマーケット情報や選手育成メソッドの構築など戦略に関するデータや知見の共有を始めていきます。伝統あるクラブとの交流でグローバルな経験を積める機会を生み出すことができるようになるため、特に若手選手の成長を加速する素晴らしい取り組みになると期待しています」とクラブの公式ウェブサイトにコメントを寄せた。

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