【一挙プレビュー】浦和と東京Vの“オリジナル10”対決は白熱必至! 開幕白星組の清水&愛媛によるオレンジ決戦も注目 | Jリーグ&WEリーグ

3月1日から3月3日にかけて開催されるJリーグの試合プレビューを一挙に紹介。J1リーグの10試合、J2リーグの10試合が各地で開催される。

3月1日

3月2日

13:00 ヴィッセル神戸 vs 柏レイソル(J1)

神戸はMF汰木康也、MF佐々木大樹のゴールで2-0の快勝。J1連覇に向けて幸先良いスタートを切った。MF井手口陽介が新たに加わり、プレッシングの迫力は一層アップ。昨季2戦2分と決着をつけられなかった相手を迎えるホーム開幕戦は、FW大迫勇也の初得点に期待したい。

柏は後半アディショナルタイムに追いつかれ、痛恨のドロー決着。昨季も試合終盤の失点による勝点の取りこぼしが目立っただけに、早い段階でイヤな雰囲気を断ち切りたい。キーマンはFW細谷真大。PK失敗の汚名返上を果たすべく、“新旧日本代表FW対決”でネットを揺らせるか。

13:00 V・ファーレン長崎 vs ベガルタ仙台(J2)

長崎は開幕節でスコアレスドロー。ホーム開幕戦の注目はFWフアンマ・デルガドだ。ダブルを飾った昨季の仙台戦では、チームの3得点全てを背番号『9』がもたらした。昨季得点王に輝いたエースは今回もゴールネットを揺らし、チームに今季初勝利をもたらすことができるか。

仙台も同様に開幕節で勝点1を獲得。終盤に追いつかれたものの、ポジティブに捉えることのできる内容だった。Jリーグデビュー戦のDF石尾陸登、MF工藤蒼生ら若手の活躍も明るい材料。長崎には一昨季から3連敗中だが、森山佳郎監督の下、これまでとは違う姿を見せたい。

14:00 名古屋グランパス vs FC町田ゼルビア(J1)

名古屋は昨季無敗だったホームで0-3の黒星スタート。FW山岸祐也、DFハ・チャンレら新戦力が複数欠場し、攻守に課題を露呈した。ただ、後半途中からJ1初出場を果たしたMF倍井謙は積極的な仕掛けで存在感を披露。ホーム連戦となる今節はアカデミー育ちのルーキーに注目だ。

町田はG大阪との開幕節をドローで終え、クラブ史上初のJ1での白星獲得はお預けに。G大阪戦ではMF仙頭啓矢が2枚目の警告を受けて退場処分となり、今節は出場停止となる。注目はGK谷晃生。古巣・G大阪の猛攻をビッグセーブで凌ぎ、開幕節での勝点1獲得の立役者となった新守護神の出来が勝敗を左右する。

14:00 京都サンガF.C. vs 湘南ベルマーレ(J1)

京都はMF安齋悠人がJ1デビュー戦で起死回生の同点ゴール。高卒ルーキーによる開幕戦ゴールは史上3人目の快挙となった。世代別の日本代表経験も豊富で、スピードを生かした突破力を武器とするアタッカー。高校卒業を来月に控える俊英は、新たなJリーグスター候補の1人だ。

湘南は開幕節で従来の3バックから[4-4-2]の新システムを採用。最後はミスから決勝点を奪われてしまったが、戦術的な幅が広がったことは今後に向けて好材料と言える。曺貴裁監督を含め、今季から加入したDF鈴木冬一ら勝手知ったる面々が多く所属する相手に対し、今季初勝利を飾れるか。

14:00 サガン鳥栖 vs 北海道コンサドーレ札幌(J1)

鳥栖は開幕節で新加入の5選手が出場。ひときわ存在感を示したのがFWマルセロ・ヒアンだ。惜しくも得点には繋がらなかったものの、序盤から馬力のある突破で決定機を量産。チームの攻撃に新たな色を加えた。開幕節の敗戦から立ち直りたい今節、若きブラジリアンの活躍に期待がかかる。

札幌は、福岡とスコアレスドロー。時間を追うごとにゴール前での迫力が生まれたものの、開幕白星とはならなかった。それでも、J1最多タイの失点数を記録した昨季を踏まえると、無失点でのスタートは悪くない結果。今節もマンツーマンの攻撃的な守備を機能させ、試合の主導権を握りたい。

14:00 水戸ホーリーホック vs ヴァンフォーレ甲府(J2)

水戸はFW安藤瑞季のPKで奪った1点を守りきり、いわきに“ウノゼロ”勝利。白星発進は実に5季ぶりとなった。その2019年は開幕から3連勝、12戦負けなしとロケットスタートに成功。目標に「J1昇格」を掲げるチームは、前節に続いてのホームゲームで快進撃の再現を狙う。

甲府は圧巻の5ゴールで徳島を一蹴。ACLのラウンド16・蔚山戦から中3日での試合だったが、アジアの舞台で得た経験を結果に直結させた。こちらは連勝となればJ2優勝を果たした2012年以来。好調な攻撃陣とともに“吉兆”の開幕2連勝をつかみたい。

14:00 ジェフユナイテッド千葉 vs 藤枝MYFC(J2)

千葉は山形との開幕節に2-3で敗戦。引き続きホームで戦う今節の注目選手はMF横山暁之だ。昨季まで所属した藤枝では、須藤大輔監督の下で大きく成長を遂げた。山形戦で加入後初得点を挙げた背番号『16』は、古巣との対戦で“恩返し”の活躍を見せられるか。

藤枝はホーム開幕戦でスコアレスドロー。改修された本拠地にクラブ最多の7,243人が詰めかけたが、無得点と悔しさが残る結果に終わった。昨季の千葉戦(3-1、2-3)では計5得点を記録。今回も複数得点にこだわり、「超攻撃的エンターテイメントサッカー」の本領発揮といきたい。

14:00 清水エスパルス vs 愛媛FC(J2)

清水は前節後半に2得点を挙げて逆転勝利。昨季昇格をあと一歩で逃して今季は勝負強さが問われるなか、しっかりと結果を出した。注目は昨季リーグ戦のホームゲームで9得点をマークしたFWカルリーニョス・ジュニオ。その全てでチームを勝利に導いており、今季も“神話”継続を狙う。

愛媛は3シーズンぶりのJ2復帰戦で“ウノゼロ”勝利。新加入のMF窪田稜がカットインから挨拶がわりの決勝ゴールを叩き込んだ。今節は開幕2連勝を懸け、清水と2016年以来の対戦。昨季J3を圧倒的な強さで制した“ノンストップ・フットボール”をオレンジ決戦で体現したい。

14:00 大分トリニータ vs 横浜FC(J2)

大分の開幕節は終盤に追いつき勝点1を獲得。再び本拠地で戦う第2節は、2020年以降5勝1敗と相性の良い横浜FCと対戦する。注目は前節途中出場で同点ゴールをゲットしたFW長沢駿。大分加入後に挙げた16得点中13得点はホームでマークしたもので、今節も背番号『93』に懸かる期待は大きい。

対する横浜FCも追いついての1-1でドロー発進。ただ、「やりたいことが出せなかった印象」と四方田修平監督が振り返ったように、内容には課題を残した。カギを握るのはDF福森晃斗の左足。CKから同点ゴールを演出した前節同様、セットプレーでチームに優位性をもたらしたい。

15:00 鹿島アントラーズ vs セレッソ大阪(J1)

鹿島はランコ・ポポヴィッチ新監督の初陣で3-0の快勝。MF仲間隼斗が2得点を奪うと、新加入のFWチャヴリッチも1得点1アシストと鮮烈なデビューを飾った。そして負傷の状態が懸念されたFW鈴木優磨も途中出場。タイトル奪還へ向けて、今季はチャヴリッチとの共存が大きなポイントとなりそうだ。

C大阪はFC東京と2-2の引き分け。試合を支配し、決定機の数では大きく上回ったものの、勝ち切ることができなかった。ただ、MF田中駿汰に初ゴールが生まれるなど、新加入選手たちが存在感を発揮したことは収穫。昨季ともに完封負けを喫した相手に対し、今季は違った姿を見せられるか。

15:00 FC東京 vs サンフレッチェ広島(J1)

FC東京は二度のビハインドから追いつき、勝点1を獲得。新加入のMF荒木遼太郎が2得点を奪い、最高のデビューを飾った。近年は出場機会を減らしていたものの、2022年にはJリーグのベストヤングプレーヤーに輝いた才能の持ち主。早くもサポーターの心をつかんだ22歳に今節も要注目だ。

広島は新スタジアムでの開幕戦に2-0で勝利。前線からの果敢なプレスで主導権を握り、同じく優勝候補の浦和に快勝を収めた。ヒーローとなったのがFW大橋祐紀。新スタ初ゴールを含む2得点に、1PK奪取と特大のインパクトを残した新エースは、チームを開幕連勝スタートに導けるか。

15:00 ガンバ大阪 vs アルビレックス新潟(J1)

G大阪はFW宇佐美貴史の直接FKで追いつき、ドロー発進。数的優位に立った後半に猛攻を仕掛け、DF中谷進之介やMF鈴木徳真、MF山田康太といった新戦力もそれぞれ持ち味を発揮した。このホーム開幕戦は“ラストピース”として加わったFWウェルトンのデビューにも期待が集まる。

新潟は鳥栖に逆転勝利。FW谷口海斗のスーパーゴールで息を吹き返し、優勝を掲げる新シーズンを白星でスタートさせた。また、J2のいわきから加入したMF宮本英治はJ1デビュー戦でフル出場。2021年のJFLから1年ごとにカテゴリーを駆け上がってきた25歳は、今季のチームのキープレイヤーだ。

15:05 鹿児島ユナイテッドFC vs 徳島ヴォルティス(J2)

5年ぶりのJ2を戦う鹿児島は前節追いついて勝点1を獲得。FW藤本憲明の同点ゴールに代表されるように、攻守両面で持ち味を発揮した。昨季のJ3第37節ではクラブ記録を更新する11,978人を動員。待望のホーム開幕戦でも力強い後押しを味方に、“ただいま”を告げる勝点3をつかみ取りたい。

徳島は5失点で大敗し、苦難の船出。今節はリバウンドメンタリティーが求められる一戦だ。鹿児島を率いるのは、クラブのJリーグ初ゴールを記録するなど長らく徳島で活躍した大島康明監督。ヴォルティスの歴史に名を刻む存在との再会となるが、3ポイントは譲れない。

3月3日

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