【G大阪】宇佐美貴史・山田康太の新ホットラインに期待「お互いでクオリティーを出したい」山田
ガンバ大阪は27日、大阪・吹田市内の練習場で公開練習を行った。
室内トレーニングの後に、鳥かごや狭いエリアでのポゼッション、実戦メニューなどで調整。新加入FWウェルトン(26)もフルメニューをこなした。
24日のFC町田ゼルビア戦では、0-1の後半39分にFW宇佐美貴史が直接FKを決めて、アウェー勝ち点1を得た。
相手が作った壁の上から落とす見事なキックでチームを救った宇佐美は「きれいなFKを決められたことによって自信になるし、チームとしても飛び道具として持っていれば、オプションになると思う」。相手がFKを与えないように警戒してくることにも「恐れてくれれば、こちらとしてもいい」と、FKゴールによる好影響に期待した。
開幕戦を欠場したチュニジア代表FWイッサム・ジェバリ(32)はこの日の練習にも姿を見せず、ホーム開幕戦となる3月2日アルビレックス新潟戦(パナスタ)も不在となる可能性がある。町田戦ではFW坂本一彩(いさ、20)が起用されたが、次節は宇佐美がワントップの位置で起用されることも考えられる。トップ下での起用が濃厚の新加入MF山田康太(24)とのコンビについて、宇佐美は「お互いの良さを消し合わないように、ポジションが重ならないように意識した。スペースを作ることは作って、僕が相手のセンターバックを引っ張って、バイタルエリアを使いやすくしたりしたい」とコメント。山田も「(宇佐美)貴史くんの感覚もあるし、ボールに触りたい時間帯もあると思うので、その時は僕がしっかり頂点に立つ。貴史くんが気持ち良く、やりやすいようにやる方がうまくいくイメージがあるので、助けになりたい。フィニッシュではお互いでクオリティーを出していきたい」とイメージを膨らませており、新ホットライン誕生を楽しみにさせた。
開幕戦ではセットプレーの1点にとどまったが、宇佐美と山田という技巧派2人の競演が、G大阪の今季初白星を引き寄せることになる。【永田淳】