G大阪、主将・宇佐美貴史の圧巻FK弾でドロー! ナ・サンホ負傷&退場者が出た町田はJ1初勝利を逃す
明治安田J1リーグ開幕節のFC町田ゼルビアvsガンバ大阪が24日に町田GIONスタジアムで開催された。
悲願のJ1初昇格を果たした町田と、昨季15位フィニッシュからの巻き返しを期するG大阪の対戦。力強い入りを見せた町田は、17分に記念すべきクラブのJ1初ゴールを生み出す。ボックス左で仕掛けたナ・サンホのクロスが、対応したDF中谷進之介の手に当たってPKを獲得。キッカーを務めた鈴木準弥がゴール正面へのシュートでネットを揺らし、歴史的なJ1初ゴールをマークした。
幸先よく先制した町田だが、20分過ぎにアクシデント。足を痛めた模様のナ・サンホがプレー続行不可能となり、藤尾翔太との交代でピッチを後に。10番を背負う韓国代表MFを開幕戦で失うことになってしまう。ハーフタイムにかけては一進一退の攻防となった中、町田が1点をリードしたまま試合を折り返す。
迎えた後半、ビハインドを背負うG大阪は53分にビッグチャンスを演出する。バイタルエリアをドリブルで侵攻したファン・アラーノのラストパスをボックス右で受けた岸本武流がシュート。しかし、これはわずかに枠の左へはずれた。
そんな中、60分には町田が苦しい状況に。仙頭啓矢が2枚目のイエローカードを提示されたことで退場となり、町田が残り30分にわたって10人での戦いを強いられる。
終盤にかけては、数的優位のG大阪が相手を押し込んでいく展開となる。すると、84分にキャプテンが起死回生の一撃を決める。ボックス左手前でFKを獲得すると、キッカーの宇佐美貴史が直接狙う。壁の上を越してゴール左のニアサイドにシュートを沈め、主将の直接FK弾でG大阪が1-1とした。
その後もG大阪が勝ち越し弾を狙って攻めたが、町田もGK谷晃生を中心に耐えて試合はそのまま終了。G大阪がドローとした一方、10人となった町田はJ1初勝利を逃している。