町田対G大阪 真逆のスタイル持つ両クラブ 町田GK谷「楽しみ」G大阪FW宇佐美「柔軟に対応」
Jリーグは19日、都内で開幕PRイベントを開催し、J1全クラブよりクラブ選手代表20人が参加した。今季J1初挑戦の町田はG大阪から期限付き移籍中のGK谷晃生、G大阪からは主将のFW宇佐美貴史が参加。谷は24日に町田のホームで迎える古巣対戦に向け「いろんな思いを持ちながら、今背負っているエンブレム、ユニホームのために勝つことができれば」ときっぱり。一方で宇佐美は「彼(谷)は大好きな後輩。悔しがる晃生を見たい」と、後輩の守るゴールを破ることを誓った。
期限付き移籍の場合、保有権を持つクラブとの出場は不可能なケースもあるが、谷は出場可能な契約。ポヤトス監督の下、昨季は半年間プレーしているが「G大阪さんがどんなサッカーをしているのかは、開幕前なので情報が少ない。新加入選手が入った中で、より洗練されてきているのかな、と思う。(町田は)J1での経験がない選手も多い中で、フィジカル面などどう感じるのか、楽しみな部分も多い」と話した。
堅守速攻を武器とする町田と、ボール保持をベースにしたG大阪。真逆のスタイルを持つが、宇佐美は「どれだけ自分たちが柔軟に対応できるか。町田からしたら、僕らみたいなサッカーはやりやすさを感じると思う。それを感じさせないことが大事。僕らが町田に合わせる時間帯も大事かなと。時間帯によっては蹴り合い、球際だけの勝負になるかもしれない。自分たちのスタイルを誇示するだけでは、食われる可能性が高くなると思う」と分析。昇格組の町田とはいえ、最大限の警戒を持って開幕戦に挑む覚悟を示した。



