J1初挑戦の町田、キャンプの練習試合は無敗で守備に手応え ただGK谷晃生は“意外な不安”も
今季J1に初挑戦する町田は13日、約3週間の沖縄、宮崎キャンプを終え、東京・町田市内で練習を再開した。キャンプ中には複数の練習試合(名桜大、札幌、琉球、川崎は公開、その他は非公開)を行ってきたがいまだ無敗。黒田剛監督は、守備への手応えを明かし「(練習試合では)守備ライン、また前線からのハイプレスも機能している。多くの決定機を作られず、負けないできているところは評価できる。ただ、攻撃のバリエーション、コンビネーションはまだまだ。(開幕までの)2週間でやりきって、ゴール前での確率を上げる作業をやっていきたい」と話した。
守備陣にはセンターバックに元日本代表DF昌子源や、コソボ代表経験もあるDFドレシェビッチを加え、サイドバックにも昨季ルーキーながら横浜FCで29試合に出場したDF林幸多郎らが加わった。昨季J2を圧倒的な強さで制した堅守のコンセプトが、新加入選手にも浸透しつつあるという。
一方で、こちらも新加入のGK谷晃生(G大阪から期限付き移籍)は、“意外な不安”も告白。練習試合で自身がプレーした時間には「ほとんど決定的なピンチをつくられなかったし、枠内にシュートが飛んできたことは覚えていないぐらい。逆に不安というのはありますけど」と実戦内でセービングなどの感覚をつかめず苦笑い。ただ「GKまでこないような守備が、僕にとってもチームにとっても一番いい。物足りなさと不安はありますけど、公式戦になったらまた違う。たとえ90分を通して1本しか飛んでこなくても、それを決められたら数字として残ってしまう。それを止められるように、日々の練習から何十本、何百本と(シュートを)受けていく。それが大事かなと思います」と話していた。



