◇トレーニングマッチ　G大阪6―3鳥栖（2024年1月31日　吉の浦公園ごさまる陸上競技場）

G大阪は春季キャンプ最終日の31日、鳥栖と45分×3のトレーニングマッチを行い、6―3で勝利。2本目の20分から出場したFW唐山翔自（21）がハットトリックを決めた。

「3試合やった中で今日まで点を取れていなかったので、最後絶対に結果出したいという中で、3点取れて良かったです」

2本目の33分、ペナルティーエリア内でファールをもらってPKを獲得（キッカーはFWイッサム・ジェバリ（32）→失敗）すると、2分後の35分には右ポケット近くへ走り込んでジェバリからパスを受け、右足でゴール左隅に流し込み1点目。3本目の22分にはペナルティーエリア手前中央でMF石毛秀樹のアシストを強烈な右足で叩き込むと、同40分にはペナルティーエリア内右で逆サイドからのクロスに右足ボレーで対応し、ネットを揺らした。特に2点目には納得の表情。「めちゃくちゃ自分の中では駆け引きしていたから、うれしかったですね」と目尻を下げた。

登録のFWではなく、右サイドハーフでの出場だったが「FWをやれていないのは自分が負けているから。点を取ってアピールしていかないとダメなので、どこであろうとそれはいっしょかなと思います」と必死に食らいついたことが結果につながった。

約2年ぶりに復帰した昨季はリーグ戦3試合に出場したが、未だJ1ではノーゴール。「まず1点、取りたいですねリーグ戦で。僕はポジションを取りにいく立場なので、毎日アピールして、自分ができることを精いっぱいやるしかない」と悲壮感をにじませた。

【得点者】

＜G大阪＞

（1）10分　岸本　武流

（2）15分　ダワン

（2）35分　唐山　翔自

（3）20分　美藤　　倫

（3）22分　唐山　翔自

（3）40分　唐山　翔自

＜鳥栖＞

（2）26分　横山　歩夢

（2）30分　渡邉　綾平

（3）9分　堺屋　佳介

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