【バイタルエリアの仕事人】vol.36 中谷進之介|キープレーヤーを抑える意識は大事。最も脅威を感じたのは柏木&興梠のホットライン

「本当に気が抜けない。2人からしか味わったことのない感覚」

「あの時の名古屋は、勝ちに対してすごく貪欲だった」

昨年、16位に終わったG大阪の失点数は、リーグワーストの61。この現状を変えたいと意気込む中谷は、そのために守備の統率に加え、名古屋時代と同様にリーダーシップを発揮していきたいと言う。

――◆――◆――

失点を減らすためにも、自分はしっかりリーダーシップをとることを大事にしたい。ディフェンスラインの統率もやらないといけないと思いますし、監督やクラブからも求められています。

新しいチームに来たからといって、チームを引っ張る意識は変わらない。そこで気を遣うとか、余計な考えは全くないです。自分のやるべきこと、やれることをやって、その振る舞いやキャプテンシーでチームの力になりたいです。

名古屋時代にも苦戦したシーズンがあって、翌年に巻き返したこともあった。クラブのスタイルとか、監督が目ざしているスタイルは全く違うので、その経験を生かせるかは分からない。でもあの時の名古屋は、勝ちに対してすごく貪欲だった。そういう雰囲気をこのクラブでも作れるように、自分が働きかけていきたいと思っています。

それには、チームに一体感が必要。監督が求めるサッカーに全員がひとつになって、向き合っていきたい。あとは結果さえついてくれば、選手にも精神的に良い循環が生まれてひとつになっていけるはずです。

ポヤトス監督のボールを保持する攻撃的なサッカーは、お客さんもすごく喜ぶスタイルで魅力的ですし、自分としても、監督が目ざしているモノの力になりたいです。

今季のチームの目標、7位以上は絶対に成し遂げたい。そして、なにかひとつでもタイトルを獲りたい。タイトルを獲るためには、日々の練習から高い意識でいる必要がある。その試合の時だけ頑張ろうと思っても力を発揮できないですし、常に毎日の練習に向き合えるかだと思うので、それを全員がやれればタイトルは近づくんじゃないかなと。

個人としては移籍初年度ではありますが、リーグ戦38試合、すべてに出たいです。

※このシリーズ了

https://www.soccerdigestweb.com/

Share Button