町田に新加入のDF昌子源が紅白戦に出場「鹿島やG大阪とは雰囲気が違う」走力アップにも前向き

J1に初挑戦する町田の元日本代表DF昌子源が17日、移籍後初となる紅白戦に出場した。センターバックの一角に入ると、右サイドバックのルーキーDF望月ヘンリー海輝に細かく指示を送りながらプレー。「始動から4日目で紅白戦は初めて。チーム全体が元気です。声がよく出ているし。鹿島やG大阪(の練習)は静かだったので、雰囲気は違いますね。若い選手が多い、というのが大きいのかもしれませんけど」と笑顔で話した。

11年に鹿島入りし、日本代表へと成長し、18年ロシアW杯にも出場した昌子。フランス1部・トゥールーズへの挑戦を経て、20年には下部組織で育ったG大阪へ。23年に鹿島復帰を果たしたが、24年は町田で新たな挑戦を選んだ。昨季鹿島ではリーグ戦21試合に出場したが、先発は4試合にとどまった事実も見据え「すごく必要としてくれた町田にいこうと。出場機会も増やしたいし、これからのチームで(先頭に立つ)モデルになれる可能性もある。まずはしっかりとキャンプに向かいたい」と語った。

町田ではチームリーダーとしての役割を期待されている一方、選手として結果を残す、という思いも強い。現時点ではチームの約束事や狙いなどを吸収している最中だが、やはり黒田剛監督の求める町田のスタイルに刺激を受けている模様だ。ランニングメニューが多い練習にも「めっちゃしんどい。若い子は速いし。12秒で(一定距離を)走るメニューも、10秒ぐらいで走っている。僕もちゃんと12秒で走っているのに。これがチームカラーですかね。(黒田)監督が求めることを実行するには基礎走力が必要。結局、最後にがんばれるかどうか」と話した。豊富な経験を持つ元日本代表DFだが、まだ31歳。自らを鍛え上げ、初めてJ1を戦う町田をけん引する覚悟だ。

https://hochi.news/

Share Button