【G大阪】遠藤保仁コーチ積極アドバイス MF倉田秋「効果はめっちゃ出てると思います」
ガンバ大阪は16日、大阪・吹田市内の練習場で公開練習を行った。
時折雪が舞う中で行われた午前のトレーニングでは、ウオーミングアップの後にポゼッショントレーニングや前線からの守備を確認。ダニエル・ポヤトス監督(45)からは攻守の切り替えを強調する指示が飛んだ。
12日に指導者デビューした元日本代表MFの遠藤保仁コーチもピッチで元気な姿を見せた。緑色のビブスを着てピッチ中央に入ってボールを受ける役をこなし、選手にも声をかけた。
遠藤コーチについて、MF倉田秋(35)は「いてくれるだけで、ピリッとする感じというか、やらなあかんっていう雰囲気が出る。効果はめっちゃ出てると思います」。DF半田陸(22)も「ヤットさんの前でのボール回しだと、やっぱり緊張感があるんで、そこは違います」と良い緊張感でトレーニングできていることを感謝した。
練習では、遠藤コーチが選手にアドバイスしている光景が多く見られる。FW宇佐美貴史(31)は「的確に縦パスを入れられた時に声をかけたり、パスを出した時に『もうちょっとこっち見られたんじゃない?』と、ヤットさんの視点で選手にアイデアとして伝えてくれる感じ」と、日本代表最多キャップ数を誇る司令塔が、チームにもたらす好影響に期待を寄せる。
ともにプレーした経験を持つ倉田も、遠藤コーチの積極的なコーチングに喜んでいる。「守備時のボランチのポジションについて、どこまで絞らなあかんとか『もうちょっと行ったほうがいいよ』と周りにも言ってるし、自分にも言ってくれてる」。12日の始動からまだ間もないが、ポヤトス監督を支えるヤットコーチの存在は、G大阪に好影響を与え続けている。【永田淳】



