【G大阪】昨季の挽回を目指して始動 遠藤保仁コーチも指導者デビュー、早くも効果が

ガンバ大阪は12日、吹田市内の練習場で始動した。

この日は同市の伊射奈岐(いざなぎ)神社での必勝祈願からスタートし、室内トレーニングの後に練習場で汗を流した。

ウオーミングアップの後にパス&コントロールやロンド(鳥かご)でボールフィーリングを確認し、最後はペナルティーエリア幅を8秒以内で繰り返し走るメニューを和やかな雰囲気でこなした。

この日の練習には、9日に現役引退とコーチ就任を発表した元日本代表MF遠藤保仁コーチの姿も。黒のスタッフウエアを身にまとい“指導者デビュー”。笑顔も見せながら選手たちの動きを見守った。

FW宇佐美貴史(31)は「去年1年は本当にみっちり苦しんだと思うが、その中で得られたものももちろんあると思うので、それを今年にしっかり生かしていきたい。去年よりもっともっといいシーズンにしたいし、サッカーのクオリティーももっと上げていけるシーズンにしたい」と新シーズンに向けて意気込みを語った。

続けて新任コーチについても印象を話した。「同じピッチでたくさんのことを共有できると思う。ヤットさん(遠藤コーチ)が現役の時に教えを請うようなことはしてこなかったので、今からたっぷりできるかなと思う。ピッチ上で起こることを本当に客観視できる人ですし、感覚的なこともどんどん言ってもらえたらいい。(練習でトラップをする時にボールが)『止まってねえな、こいつら』って思ってんのかなと思いながら僕がやってたってことは、他の選手もそう思ってると思いますし、いい緊張感なんじゃないかなと思います(笑い)」。注目の集まる「ヤットコーチ」の効果は、早くも初日からあったようだ。

G大阪は同日午後6時からキックオフイベントを行い、16日まで練習場でトレーニングを実施。19日からの沖縄キャンプでチームづくりを進めることになる。【永田淳

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