元日本代表MF遠藤保仁の現役引退&G大阪コーチ就任を両クラブ発表「プラス要素伝えたい」
ジュビロ磐田の元日本代表MF遠藤保仁(43)が現役を引退し、24年シーズンからガンバ大阪のコーチに就任することが9日、両クラブから発表された。
鹿児島県出身で、鹿児島実から98年に横浜フリューゲルスに加入した遠藤は、京都パープルサンガ(当時)でのプレーを経て、01年から20年10月までG大阪でプレー。その後は磐田に所属していた。J通算776試合に出場し、精度の高い直接FKや代名詞の「コロコロPK」を含み113得点。日本代表としてもワールドカップ(W杯)に10年南アフリカ大会、14年ブラジル大会に出場するなど、国際Aマッチ152試合15得点を誇る。09年にはアジア年間最優秀賞、14年にはJリーグMVPも受賞している。
磐田を通じては、「ジュビロ磐田のファン・サポーターの皆様、私は2023シーズンをもちまして現役生活に終止符を打ち、引退することを決めました。ジュビロには2020シーズンの途中から移籍をさせていただき、加入当初はJ2で、翌シーズンもJ2で戦って、見事優勝・J1昇格という良い想い出ももちろんありますが、J2に降格してしまったという悔しい思いもしました。ただ、2023シーズンでまたJ1に上がることができて、来シーズンはJ1でみんなが輝いているところを陰ながら応援したいと思っております。私自身、磐田・浜松での生活を本当に楽しめました。皆さんが優しく接してくれ、リスペクトしてくれて、素晴らしい約3年間を過ごせたと思っています。サッカーの部分でもすごく楽しく、毎日充実した日々を送ることができたのも、皆さんのおかげだと感謝しています。今シーズン、僕自身はガンバ大阪のコーチをすることが決定していますが、吹田スタジアムにジュビロの皆さんも来られると思うので、また会えるときを楽しみにしています。素晴らしい関係をジュビロ磐田の皆さんと、磐田・浜松の皆さんと築くことができたので、また磐田・浜松に遊びに行きたいなと思っています。約3シーズン、お世話になりました。最高の想い出ができたと思っております。本当にありがとうございました。バイバイ!」とメッセージを寄せた。
コーチに就任するG大阪を通じても「私のキャリアの中でも多くの月日を過ごしたクラブで、また戦うことができることを大変うれしく思います。指導者としては勉強の身なので、紆余(うよ)曲折あると思いますが、選手達と共に成長し、チームの勝利に貢献していきたいです。その中で、私が選手時代に感じたことなど、選手にとってプラスになる要素があれば伝えていきたいと考えております」と意気込みを伝えた。



