元G大阪MFフェルナンジーニョ バンディート生駒で4年ぶり現役復帰へ「サッカーを通じて心つなげたい」

奈良県生駒市はこのほど、同市を拠点に活動するサッカークラブ「バンディート生駒」と、スポーツを通じた地域活性化を目指す協定を締結した。同市役所で行われた会見には、2024年シーズンより選手兼スポーツダイレクターとして同クラブに加入するMFフェルナンジーニョも参加。かつてG大阪などで活躍した技巧派ブラジル人ドリブラーは、4年ぶりに現役復帰を果たす来季を前に「生駒のみなさんと一緒に、町の活性化を全力で求め、サッカーを通して心をつなげていきたい」と話した。

G大阪では2005年にJ1初優勝に貢献し、計7つのJクラブでプレーしたフェルナンジーニョ。鳥取でプレーした20年限りで現役引退し、ブラジルに帰国した。しかし、日本で再び生活したい、日本に恩返ししたい、という願いを持って来日した今夏にバンディート入りの話が持ち上がり、クラブ加入と現役復帰を決めた。同クラブではスポーツダイレクター兼選手として、地域活性化に尽力するとともに「引退して3年がたちますが、貢献できるのであれば選手としてプレーし、フィジカルを整えて頑張っていこうではないか、という思いに至りました」と明かした。

2022年に発足したバンディート生駒は、今季は奈良県2部リーグで優勝。来季は同1部に参戦する。Jリーグまでの道のりは県リーグの上に関西リーグ(1、2部)、JFLと続く。同クラブの仲宗根信晃代表は「バンディート生駒が教育や観光など、地域を盛り上げるためのフックになることができれば。チームを応援してもらいながら、強くなっていく、Jリーグ参入を目指すところがコンセプトです。フェルナンジーニョ選手がJリーグで14年プレーした経験を生かし、選手としてだけでなく、町づくりの一角となれるように活動してもらえれば」と語った。

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