JFA専務理事の宮本恒靖が“指導者”中村俊輔に期待!「基準が彼にはある」
「経験や見てきた景色は俊輔にしかないものがある」
昨年に現役を引退した中村俊輔の引退試合が、12月17日にニッパツ三ツ沢球技場で行なわれた。
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横浜FCに縁のある選手で編成された『YOKOHAMA FC FRIENDS』と、スターがずらりと揃う『J-DREAMS』が対決した試合は、6-3で後者が勝利した。 『J-DREAMS』のCBで先発した宮本恒靖氏は、巧みなラインコントロールで守備陣を統率するなど、現役時代を彷彿させるプレーを披露した。
試合後、ミックスゾーンに姿を現わした宮本氏は、「俊輔と一緒にやれて、たくさんの綺麗なゴールや、技術の高いプレーを後ろから見られて嬉しかったです」とコメント。
3ゴールをマークした俊輔の代名詞であるFKについては、「壁に入って(上を)越えていく弾道を見ましたけど、独特の縦回転は変わらないなと思いました」と振り返った。
2018年7月から約3年にわたってガンバ大阪の監督を務め、現在は日本サッカー協会(JFA)の専務理事を務める宮本氏は、指導者の道を歩み出している俊輔に対して、次のように期待を寄せた。
「持っている経験や見てきた景色は俊輔にしかないものがある。たとえばスペインでは、センターバックでさえ日本の中盤の選手よりボール回しが上手いとか、そういった基準が彼にはある。(日本の)センターバックのビルドアップを伸ばすところとかは、また違った切り口でやってくれると思います」
俊輔の指導者としてのさらなる活躍が楽しみだ。