J1アビスパ福岡、元日本代表・井手口陽介の完全移籍目指しセルティックと交渉 ルヴァン杯優勝の原動力
アビスパ福岡が井手口陽介(27)の完全移籍での獲得を目指し、保有権を持つセルティック(スコットランド)と交渉していることが4日、分かった。
福岡市出身で小学生の頃はアビスパ福岡サッカースクールで学んだボランチはG大阪時代に日本代表にも選出。今季、セルティックから期限付きで移籍した。
シーズン序盤に右足首の骨折で離脱したが、6月に古巣のG大阪戦で復帰。続く名古屋戦からリーグ戦17試合中16試合で先発フル出場した。セルティックでは出場機会に恵まれなかったが、地元で〝復活〟。チームの快進撃を支え、YBCルヴァン・カップ優勝の原動力となった。
運動量豊富でボール奪取能力が高く、攻撃の起点にもなっている井手口についてクラブは来季のさらなる躍進に欠かせない戦力と判断。完全移籍の獲得に乗り出した。クラブはセルティックの意向や他の海外、国内クラブの動向を注視。最終的には本人の意思も尊重しながら慎重に交渉を進める。