【G大阪】山本悠樹「僕に一番話しかけてくれた」3日神戸戦で退団の藤春に勝利ささげる
ガンバ大阪の副主将でプロ4年目のMF山本悠樹(26)が2日、6連敗中のチームについて「せめて勝って終わりたい。満員と聞いているので」と決意表明した。
16位のG大阪は3日、今季最終戦で王者神戸とホームで戦う。今季最多の動員をマークした5月3日の大阪ダービー(3万4517人)同様の観客動員を見込む本拠地で、何とか泥沼の連敗を食い止めたい。
20試合連続で先発が確実の山本は、今季ここまで25試合に出場。アンカーやインサイドハーフを担い、チーム成績と反比例して最も個人の成長を示してきた1人だ。その集大成に、王者との対戦は燃えないわけがない。
クラブ一筋13年のDF藤春広輝(35)が、この試合を最後に退団する。山本が関学大から入団した当時を振り返り、改めて感謝の思いを述べた。
「入団当時、右も左も分からない僕に一番、話しかけてくれた先輩。(試合や練習に臨む)姿勢は素晴らしいものがあり、選手全員がそう思っている。いつもニコニコし、温かい人だった。ハル君の最後なので勝って終わりたい」
山本が最も得意とする勝利に直結するパスや今季初ゴールを狙い、藤春に恩返しを果たす。