関学大からJリーグ内定5選手が会見 名古屋加入の倍井謙「1年目からインパクトを残せるようにしたい」
関西学生サッカーリーグ1部の関学大で、来季からJ1名古屋への入団が内定しているMF倍井(ますい)謙=名古屋U―18=、G大阪のMF美籐倫=東海大大阪仰星=、鹿島のDF濃野公人=大津=、J2水戸のMF長尾優斗=G大阪ユース=、J3FC大阪のFW望月想空=関西学院=の5選手が27日、兵庫・西宮市内の同大学で会見を行った。昨年、U―23日本代表にも選出され、今季は特別指定選手としてすでにJリーグデビューを果たしている倍井は、「1年目から試合に出られるように。インパクトを残せるようにしたいです」と決意を述べた。
5人はいずれも将来的に海外でのプレーを希望してる気持ちを明かした。その中で、濃野は「まずは『強い鹿島アントラーズを取り戻す』という気持ちで、結果を出したい」と表情を引き締めた。また、プロ1年目の目標のひとつとして、倍井、美藤、濃野の3人は来年のパリ五輪の代表入りに強い意欲を見せた。一方で長尾は「僕はJ2からのスタートなので、圧倒的な活躍をしないといけない」と語った。また望月は「J3での得点王」を目標に掲げた。
昨年も2人がJリーグに進んだ同大学だが、一挙に5人は過去最多となる。今季の関西学生リーグでは3年連続優勝を狙ったが、3位に終わった。5人は大学最後の戦いとして12月7日に開幕する全日本大学選手権(インカレ)で、8年ぶりの日本一を目指す。
MF倍井謙「高校の時、トップチームに上がれず、ずっと名古屋を意識してプレーしてきました。前への推進力やゴールに向かう姿勢が自分のストロングなので、そういうところを発揮していきたい」
MF美藤倫「大学2年の時の天皇杯でG大阪とパナスタで試合した時、『このピッチでこのサポーターの前でプレーしたい』と思いました。守備には自信を持っているので、球際の部分で負けないようにしたい」
DF濃野公人「一日一日しっかり成長してタイトル獲得に貢献したい。自分が大事にしてきたことが、鹿島にはあった。サイドバックとしての攻撃参加、アシスト、ゴールと目に見える結果を追い求めたい」
MF長尾優斗「1年目から勝負だと思う。結果にこだわってやっていきたいと思っています。水戸は自分が今より成長できるクラブだと思った。J2の在籍が一倍長いのでそういったクラブをJ1に昇格させたいと思っています」
FW望月想空「FCの大阪のスタイルが自分のストロングポイントを生かせる、と思った。オファーをいただいた時、『得点力、ポジションニングは今のチームにはないものだ』と言っていただいた。フィジカルには自信がある」