元ガンバ大阪の黄儀助が韓国代表剝奪の危機 性行為動画のSNS拡散で批判相次ぐ

サッカーの韓国代表FWでJリーグのガンバ大阪に所属したこともある黄儀助(ファン・ウィジョ、31)を巡り、ある〝騒動〟が起きている。女性との性行為が映し出された動画がSNSで拡散。「違法に撮影した」などといった女性側からの訴えもあり、警察当局から取り調べを受けたという。一部の韓国メディアからは黄の代表資格を疑問視する声が上がるなど、批判が相次ぐ事態となっている。

31歳の黄は2017年からJ1のガンバ大阪でも2シーズンにわたりプレーし、現在はイングランド2部リーグのノリッジ・シティに所属。韓国代表として、2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会にも出場した。

韓国の全国紙、朝鮮日報(日本語電子版)などによると、黄と交際していたという女性が今年6月、黄と別の女性との性行為が映し出された動画をSNSに掲載。黄は同月、警察当局に告訴状を提出した。しかし、動画に映し出された女性が「(黄が)違法に撮影した」などと主張したことから、黄は11月18日に警察当局からの取り調べを受けたという。

韓国のスポーツ紙、スポーツソウル(日本語電子版)は「性行為の映像は被害者と合意のうえで撮影したものとし、(黄は)疑惑を否定している」と報じた。

W杯アジア2次予選C組に所属する韓国は、11月21日の中国戦に3-0と快勝。黄も後半から途中出場したが、朝鮮日報は「大韓サッカー協会公式インスタグラムの最近の投稿の下に多数のコメントが寄せられた。『性犯罪の被疑者が韓国代表になってもいいんですか』『盗撮犯は代表チームで見たくないです』などというものだった」と報道。韓国の全国紙、中央日報(日本語電子版)も「盗撮の容疑者として警察で取り調べを受けた黄儀助が、批判を受ける中でもサッカー韓国代表の試合に出場した」などと報じた。

「どの国でも代表選手には品位維持と社会的責任感、道徳性、他人の模範になる義務を課している。国家代表とはそういう地位なのだ」(朝鮮日報)といった厳しい声にさらされる中、今後も黄が韓国代表として出場を続けられるのか注目される。

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