まさに伝説…。Jリーグ史上最高の10チーム。30年の歴史で最強のチームは?

ガンバ大阪:2014年

主な成績:J1リーグ優勝、ヤマザキナビスコカップ優勝、天皇杯優勝
監督:長谷川健太

2014シーズンはガンバ大阪の歴史で最も重要な一年だろう。J1リーグ優勝に加えて、国内カップ戦も制して、3冠を達成している。それがJ2から昇格して1年目の出来事なのだから、驚くばかりだ。

2012シーズンのJ1で17位となってJ2に降格したG大阪は、長谷川健太監督を迎えてリスタート。若手の積極起用などで力をつけ、1年でJ1に戻ってきた。しかし、J1ですぐに結果が出たわけではなく、第14節終了時点で首位と勝ち点14差の16位と低迷している。それがワールドカップによる中断が明けたあとで猛追を見せて、最終的に全てのタイトルを手にした。

ピッチ上の主役は、年間最優秀選手賞を受賞した遠藤保仁だった。シーズン前半の不振時も遠藤はブレず、自らの仕事を全うし続けている。中心選手がどっしりと構えたことが周囲にも良い影響を与え、シーズン後半戦の立て直しにつながった。もちろん、ゲームメーカーとしての能力は秀逸で、多くのチャンスの起点となっている。

遠藤のパスの受け手となったのは、シーズン途中加入で9ゴールを決めたパトリックや、シーズン序盤はケガで不在だった宇佐美貴史だった。ベテランの今野泰幸もシーズン序盤とその後で別人のようなパフォーマンスを見せてV字回復に貢献している。

第22節から7連勝で一気に上位との差を縮めたG大阪は、第32節で勝ち点5差で首位の浦和レッズと対戦。この大一番を制してさらに勢い付き、大逆転でJ1優勝を果たした。

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