元G大阪の42歳MFフェルナンジーニョが現役復帰! 奈良県2部バンディート生駒で選手兼SD
かつてG大阪などで活躍したMFフェルナンジーニョ(42)が、奈良県2部リーグのバンディート生駒で現役復帰することが27日、同クラブから発表となった。現在奈良県2部リーグで首位を走り、来季の1部昇格に近づいているバンディート生駒は、生駒市を本拠地にJFL昇格を目指すクラブ。フェルナンジーニョは選手兼スポーツダイレクターとして、奈良1部、その上の関西サッカーリーグ、JFL昇格、そしてJリーグ入りという目標に向け力を尽くすことになる。チームには来年1月に合流する予定。
ブラジル出身で2004年に初来日したフェルナンジーニョは、161センチと小柄ながら高い技術とトリッキーなドリブルを武器に、Jリーグで活躍。特にG大阪時代は2005年にクラブのJ1初優勝に貢献し、自身もJリーグベストイレブンに選出された(04、05年に優秀選手賞も受賞)。その後は清水、京都、大分、仙台、甲府(12年にJ2優勝)を渡り歩き、J3鳥取でプレーした2020年限りで一度は現役引退。JリーグではJ1通算184試合47得点、J2通算17試合1得点、J3通算123試合37得点の成績を残した。
引退後はブラジルへと帰国し、自身も選手として19歳から所属した代理人会社『khodorsoccer』で代理人として勤務。さらにサッカースクール『F7soccer』を立ち上げ、子供たちへの指導も行っていた。しかし今回、来日時にバンディートからオファーを受けて現役復帰を決断。J3鳥取でプレーした18~20年にも73試合で20ゴールを挙げるなど、年齢を重ねても結果を残してきた熟練のアタッカーが、再び日本のピッチでスパイクに足を通す。