【G大阪】左すね骨折の半田陸17日以降の練習に完全合流へ 28日大阪ダービーで試合復帰も
左すねを骨折して長期離脱していたガンバ大阪のDF半田陸(21)が8日、大阪・吹田市内で行われた公開練習後に取材に応じ、17日以降の練習に完全合流する予定を明かした。
6日の練習から部分合流し、この日の練習では対人プレーに加わらなかった。早ければ、28日のセレッソ大阪戦(ヨドコウ)での試合復帰を目指しているという。
「コンディションもそう(順調)だし、痛みもない。自分のコンディションにフォーカスしてやっていきたい」
J2モンテディオ山形から今季、G大阪に移籍。19試合1得点と不動の右サイドバックに定着したが、7月14日の練習で負傷。リハビリに専念し、ようやく現実的な復帰の道筋が見えてきた。
離脱期間中は「自分の弱いところを見つけて(強化)していた感じ」。体重は減少したものの、大きな問題はなさそうだ。
G大阪は現在5戦未勝利(2分け3敗)で、13位に低迷している。29試合で53失点は、14位札幌、17位湘南と並んでJ1ワースト。守備の改善が求められており、半田は「僕ができることは、個人のところでボールを奪ったり、闘ったり。そこは出し続けられればと思う。戻ったら、けがする前より、いいパフォーマンスを出せるように集中している」と意気込んだ。
G大阪にとって苦手だった大阪ダービーは、6月18日に敵地で行われたルヴァン杯1次リーグ最終節で、半田の決勝ゴールで1-0と勝利した。ただ、半田自身は、右サイドで一騎打ちしたC大阪FWカピシャーバのスピードとドリブルに苦戦した。
「だいぶ、やられていたので、パワーアップした試合を見せたい」
24年パリ・オリンピック(五輪)世代の中心に期待され、五輪最終予選を兼ねた来年4月からのアジア杯に向けても、復調をアピールしていきたい。