食野亮太郎の渾身ミドルに三戸舜介の華麗弾! G大阪と新潟は分ける【明治安田J1第27節】
明治安田生命J1リーグ第27節の1試合が17日にパナソニック スタジアム 吹田で催され、ガンバ大阪vsアルビレックス新潟は1-1の引き分けに終わった。
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今やトップハーフ入りも見渡すG大阪(11位/勝ち点33)だが、ルヴァンカップ敗退を味わうなど、直近の公式戦4試合で3連敗を含む4戦勝ちなしで、ここ3試合の攻守も0得点8失点と一時の勢いに陰り。2週間ぶりの公式戦となるアルビレックス新潟(15位/同29)はリーグ3試合ぶりの勝利を目指して、敵地に乗り込んだ。
G大阪は出場停止のクォン・ギョンウォンに代わって佐藤が最終ラインに。中盤の一角にファン・アラーノが入り、左ワイドを倉田が務めた。一方の新潟は前節から4枚を変更。今節を最後に代表合流の小見も先発した。
3分に黒川の持ち出しで先にチャンスを作り出したG大阪だが、新潟がボール保持では上回り、敵陣に攻め入る序盤に。その新潟はなかなかシュートで終われないものの、らしいポゼッションで突破口を探っていく。
そんな新潟だが、攻め切れずにいると、プレッシングで対抗するG大阪が次第に挽回。シュート数や決定機の数で優勢のなか、19分、27分とファン・アラーノに惜しいシーンが巡ったりとゴールの匂いを感じさせる。
だが、新潟も34分、古巣戦の高がバイタルエリア中央でポストプレーに転じると、前節のJ1初ゴールで勢いに乗る小見が右足一閃。低弾道でG大阪ゴールに向かっていったが、惜しくも左ポストに嫌われてしまう。
後半も新潟ペースの入りになるが、G大阪も前半と同じくボール奪取からの速攻で流れを渡さず。52分にはその速攻で獲得した左CKから、佐藤が惜しいヘディングシュートを放っていき、相手ゴールを脅かす。
そんな後半も流れが行ったり来たりするなか、61分にもファン・アラーノの決まればスーパーな右足ミドルをGK小島のファインセーブに阻まれてしまったG大阪だが、押し込み始めると、ついに先手を奪う。
64分、左サイド深くから黒川が送った左足クロスは千葉に跳ね返されたものの、バイタルエリア左の食野がピックアップすると、中に持ち込みながら右足。これをゴール左にねじ込み、G大阪に先制点をもたらす。
食野の今季3得点目で先取のG大阪は直後に新潟が3枚の交代カードを切って反撃ムードのなか、カウンターで追加点のチャンスも。ネタ・ラヴィを投入した後の73分にも食野がゴールに迫り、新潟に反撃を許さず。
試合を決めようと石毛、宇佐美、中野も送り込んだG大阪だが、新潟が追いつく。途中出場の三戸が83分に千葉の縦パスをスルーすると、高木のポストプレーでボールが足下に。そのままワンタッチで相手を抜いてから右足でネットを揺らす。
追いつかれてしまったG大阪は突き放しにかかるが、後半アディショナルタイムに石毛が放った右足ミドルは左ポストに嫌われ、勝ち点1止まり。両軍にとって、リーグ戦ではともに3試合勝ち星なしの結果となっている。
ガンバ大阪 1-1 アルビレックス新潟
【G大阪】
食野亮太郎(後18)
【新潟】
三戸舜介(後38)