J2町田が元G大阪FWアデミウソン獲得へ J1通算42得点、優勝&J1昇格へエリキ離脱で緊急補強
J2首位で悲願の優勝とJ1昇格へ突き進む町田が、G大阪などでプレーしたブラジル出身FWアデミウソン(29)を獲得することが4日、明らかになった。
アデミウソンは15年に横浜、16~20年にG大阪でプレーし、J1計6シーズンで通算154試合42得点と活躍。しかしG大阪に所属していた20年10月、練習に向かう際に酒気帯び運転と当て逃げ事故を起こしたことを受けて、12月に契約を解除された。その後は中国・武漢で2年半プレーし、22年にスーパーリーグ優勝に貢献。現在はフリーとなっている。
町田は今季、高校教員から転身した黒田剛監督の指揮でJ2首位を快走。だが18得点を挙げその原動力となっていたFWエリキが8月19日清水戦で左膝を痛め、前十字じん帯断裂などの重傷で今季復帰が絶望的となった。またFWミッチェル・デュークがオーストラリア代表、FW平河悠とFW藤尾翔太がU―22日本代表に定期的に招集されており、次節の9日栃木戦も3人が同時に離脱。FWの数がそろわず、補強が急務な状況だった。
他クラブに所属する選手の移籍期限はJリーグで8月18日までと定められ、町田は今月8日まで追加登録が認められるフリーの選手、育成型期限付き移籍で獲得可能な選手をリストアップしていた。
関係者によると、町田はアデミウソンがG大阪を契約解除となった経緯についても詳細を把握。本人にあらためて説明を求めることを視野に、慎重に検討を重ねた末、獲得を決断したとみられる。