鳥栖戦で値千金同点ゴールのG大阪FW山見大登「一発屋で終わってはダメ」“ジョーカー役”に名乗り
G大阪は29日、大阪府吹田市内で公開練習を行った。26日の鳥栖戦では後半38分より途中出場し、1点を追う後半ロスタイムに左足で今季初ゴールを決めたFW山見大登は、この日のトレーニングでもキレのある動きを披露。「一発屋で終わってはダメなので。ここからの連戦でまた1、2点と取って、続けていきたい」と話した。
鳥栖戦では約3か月半ぶりの出場と、待ちわびた出番で結果を出した山見。試合前週に黒髪をグレージュに染めたのも「気分転換です。変えたら何か変わるかなと思って」と、ピッチに立てない中でとにかく自身の置かれる状況を変えたい、という思いからだった。
J1では4点目となったが「まだ右足で決めていないので、決めたいですね」とも。右利きだが、4点の内訳は左足2点とヘディング2点。スピードを生かした突破力に加え、右足での正確なシュートも武器としており、まだJの舞台で持っている能力のすべて発揮しているわけではない。
チームはここまで途中交代選手のゴールが少なく、スピード、決定力を持つ山見の存在はジョーカー役としては適任。当然、本人はスタメンの座を狙うが「いきなりスタメンで出ることは、今のチーム状況を見ると難しい。(ポヤトス)監督からも与えた時間で信頼を返してほしい、と言われているので、結果を出して時間を延ばしていきたい」。次節札幌戦(9月2日・札幌D)と続く試合の中で、途中出場からでも結果を重ねていくことを誓った。