平常心を貫く浦和の”笑顔の守護神” G大阪との決戦へ「自分を信じてやる」 Soccer Magazine ZONE web 11月27日(金)19時43分配信

GK西川のプレーが、短期決戦の鍵を握るか

 28日のJリーグチャンピオンシップ準決勝G大阪戦に臨む浦和の最後方には、トレードマークの笑顔と共に日本代表GK西川周作が構える。27日の試合前日練習を終えた西川は報道陣の取材に応じ、充実した表情で意気込みを語った。

この日の浦和は、恒例となっているミニゲームも行わずに軽めの調整で終えた。

「昨日、一昨日と素晴らしい練習ができた。攻撃でも良いゴールが多かった。監督もそれを高く評価してくれている。今日は軽めで、みんなミニゲームをやりたがっていたけど、それは明日にぶつけたい。不安は特にないです」

笑顔を交えながら西川は語った。短期決戦では、GKのビッグプレーがゲームの流れを大きく左右する。リーグ終盤に差し掛かってきた頃に「PKがどこかでポイントになるのではないか」と話していた。結果的に浦和のリーグ終盤戦でその場面は訪れなかったが、この準決勝以降ではPK戦が勝敗を決める場面も想定 される。

「明日の90分のうちにPKがあるかもしれないし、延長が終わってPKになるかもしれない。自分を信じてやるしかない。ホームでやれるので、背中にはたくさんの人がついている」

11年前の忘れ物を取りに…

 ホームの大声援がプラスになることを強調した西川は、プレッシャーのかかるゲームであっても、平常心で臨みたいと続ける。

「このチャンピオンシップは自分たちの実力で勝ち得たものでもある。ホームでの試合でもあるし、楽しみたい。勝って上にいきたい気持ちが強いが、気負いすぎても良くない。楽しんでやることを意識したい。ミスを恐れずにGKが楽しんでプレーすることがゲームに影響する。GKがガチガチなら、チームもガチガチ になる。笑顔で良い余裕を持ちながら明日はプレーしたい」

浦和の最後方に構える“笑顔の守護神”は、自然体を強調していた。11年ぶりに幕を開けるチャンピオンシップだが、最後の機会となった04年に横浜FMと対戦し、PK戦の末に敗れたのが浦和だった。その時の忘れ物を取り戻すために、浦和イレブンが大舞台に臨んでいく。

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