【Jリーグ夏の補強診断】戦力アップランキング11位。海外移籍が2人…今季は問題なし?
8月18日をもって第2登録期間(移籍ウィンドー)が終わり、一部例外を除いて各クラブの戦力補強は終了した。今季のラストスパートに向け、大きくパワーアップしたクラブはどこなのか。加入選手の実績と退団選手の今季の立ち位置を精査してランキング化した。※加入、退団選手は6月1日以降、8月18日まで
11位:ガンバ大阪
リーグ戦順位:11位
IN:市川暉記、中野伸哉、唐山翔自
OUT:谷晃生、山本理仁
ダニエル・ポヤトス監督の下で今季をスタートさせたガンバ大阪を待ち受けていたのは険しいトンネルだった。前線の組合せが定まらず、開幕節が象徴するように大事な時間帯に失点して勝ち点を失うことも多かった。ただ、スタイルの浸透が徐々に結果へと結びつき、5月末からはわずか1敗と急上昇している。
そういったチーム状況もあり、補強は最小限となった。海外移籍に踏み切った谷晃生と山本理仁はいずれも出場機会を得られていなかったため、短期的な意味での戦力ダウンにはならない。
横浜FCから市川暉紀を獲得し、谷のポジションを埋めることになる。中野伸哉が本職とする左サイドバックには黒川圭介がいるが、半田陸を怪我で欠く右サイドバックでの起用も考えられる。補強による戦力の上下はないが、退団した選手の穴を埋める的確な補強と言えるだろう。