【一挙プレビュー】4位・浦和と3位・名古屋による”J1上位決戦”が”金J開催”…J2は首位独走の町田が3位・清水と敵地で対決 | Jリーグ
8月18日から20日にかけて開催されるJリーグの試合プレビューを一挙に紹介。J1リーグの9試合、J2リーグの11試合が各地で開催される。
●【動画】7月度月間MVP 受賞選手、明治安田J1:大迫勇也(ヴィッセル神戸)
8月18日
福岡は前節、FW佐藤凌我の2得点で横浜FCに快勝。直近5試合はわずか1失点と守備に綻びは見当たらず、今節はクラブタイ記録の6連勝が懸かる。前回対戦ではMF伊藤涼太郎(現シント=トロイデン)のハットトリックで逆転負けを喫しただけに、金Jで“悪夢”を払拭したい。
新潟はMF高木善朗の2得点で0-2から追いつき、価値あるドロー。得点力に課題を抱えていただけに、昨季J1昇格の立役者となった“キング”の復活は心強い材料だ。また、J2ザスパクサツ群馬から加入したFW長倉幹樹も加入後初出場。福岡の堅守を再び攻略し、3試合ぶりの白星を狙う。
19:30 浦和レッズ vs 名古屋グランパス(J1)
浦和は前節、サンフレッチェ広島に1-2の逆転負け。4試合ぶりの得点が生まれたものの、リスクを冒した終盤に決勝点を許してしまった。首位との勝点差が『9』に開き、これ以上のつまずきは優勝争い脱落を意味する中で、金曜夜のホームゲームは今季の命運が懸かった90分となる。
名古屋は2試合連続のウノゼロ勝利で、トップ2をピタリと追走。前節にはMF森島司が加入後即先発でデビューを飾り、上々のプレーを披露した。今節はFWキャスパー・ユンカーが契約上の理由で欠場となるだけに、MF前田直輝らを含めた今夏の新戦力にかかる期待は一層大きくなる。
8月19日
18:00 鹿島アントラーズ vs サガン鳥栖(J1)
鹿島は前節、名古屋グランパスに0-1の敗戦。上位対決を落とし、優勝戦線からは一歩後退となった。ただ、FW知念慶が久々の復帰を果たしたことは明るい話題で、今節は4月から無敗継続中のホームで立て直しを図る。MF樋口雄太、FW垣田裕暉と古巣戦を迎える2人にも注目だ。
鳥栖はMF河原創にJ1初得点が生まれ、連敗を回避。貴重な勝点1を手にして、今節は2015年から未勝利の鬼門に乗り込む。昨季は壮絶な点の取り合いの末に4-4のドロー。6得点を奪った第18節以降、なかなか複数得点を奪えていないだけに、昨季同様打ち合い上等の姿勢で臨みたい。
18:00 いわきFC vs 東京ヴェルディ(J2)
いわきは前節の引き分けで3戦勝ちなし。PK失敗など好機で決めきれない課題は残ったが、FW谷村海那のWB起用をはじめとする新たな表情を見せた。今節はリーグ最少失点を誇る相手の堅守をこじ開けられるか注目だ。 対する東京Vは引き分け目前の90+4分にFW佐川洸介が値千金の決勝弾を挙げ、劇的な勝利。直近10戦で9勝1分と圧倒的な勝率を誇るアウェイゲームで再び勝点3を持ち帰りたい。
18:00 水戸ホーリーホック vs ブラウブリッツ秋田(J2)
3試合スコアレスドローが続いていた15位の水戸だが、前節は2点差を追いつかれ3-3での痛み分け。勝てば順位をひっくり返すことができる今節では、前節待望の加入後初ゴールを決めたMF永長鷹虎に注目だ。 13位の秋田は2試合連続で終了間際に均衡を破られての敗戦。水戸との前回対戦でも90+2分に同点ゴールを浴びただけに、難関となっている試合終盤を耐えしのげるかがポイントとなりそうだ。
18:00 ヴァンフォーレ甲府 vs ジュビロ磐田(J2)
7位・甲府の前節は急遽出場となったGK山内康太の活躍が光り、連敗を「2」で止めるドロー。今週はMF中村亮太朗、DF松田陸ら、J1クラブからの移籍加入選手が発表され、悪い流れをホームで打破したいところだ。 対する2位の磐田は、首位の町田に屈して12試合ぶりの敗戦。勝利で自動昇格圏内を死守したい今節は2020年、21年にこのスタジアムでゴールを挙げているMF松本昌也に期待が懸かる。
18:00 清水エスパルス vs FC町田ゼルビア(J2)
3位・清水と首位・町田が激突する今節の注目カードだ。3戦連続の“ウノゼロ”勝利と安定した守備が光る清水は、2位に勝点2差と接近。前節には、負傷によって戦列を離れていたDF山原怜音が第6節・群馬戦以来の先発復帰を果たしており、チームは好循環の波に乗っている。 一方の町田はFW藤尾翔太の活躍で磐田との天王山を制し、独走の気配をさらに強めた。5月に行われた清水との前回対戦では90+6分、DFチャン・ミンギュの劇的な決勝ゴールで町田が勝利。雪辱を強く誓った秋葉忠宏監督の下、ホームチームは首位撃破を果たせるか。
19:00 京都サンガF.C. vs 北海道コンサドーレ札幌(J1)
京都は前節、FC東京に0-2の敗戦。加入後初出場となったGKク・ソンユンが好守を見せたものの、2試合連続の完封負けを喫した。ただ、ホームの札幌戦は過去4戦全勝と好相性。最下位との勝点差も『6』に詰まってきただけに、今節はFW豊川雄太ら前線の奮起に期待がかかる。
対する札幌は7試合勝利なし。前節にはMF浅野雄也に9試合ぶりの得点が生まれたものの、終盤に同点ゴールを許してしまった。現状打破のカギは、“2点目”。一時はJ1最多得点を誇った攻撃面も、この7試合では一度も複数得点を奪えておらず、今節こそ本来の破壊力を取り戻したい。
19:00 ガンバ大阪 vs 湘南ベルマーレ(J1)
G大阪は前節、横浜F・マリノスに1-2の敗戦。9試合ぶりの黒星となったが、昨季王者と互角の戦いを演じたことは間違いなく、年一度のイベント『GAMBA EXPO』を迎える今節に切り替えたい。前回対戦は前半の4失点で完敗。あれから4カ月、当時からの進化を示す絶好のチャンスだ。
湘南は2点のリードを守り切れず、最下位脱出に失敗。ただ、FWディサロ燦シルヴァーノが加入後初得点を奪うなど、ここ2試合は今夏の新戦力が違いを見せている。また、17日にはJ3・YSCC横浜からFW福田翔生を獲得。今節はG大阪の兄・湧矢との“兄弟対決”の実現にも注目だ。
19:00 ヴィッセル神戸 vs 柏レイソル(J1)
神戸は前節、川崎フロンターレに1-0で勝利。FW大迫勇也が直接FKを決め、近年苦杯を喫してきた相手から勝点3を持ち帰った。J1トップの17得点目を決めたエースは7月度のJ1月間MVPを受賞。節目のJ1通算200試合目を迎える今節も、チームを勝利に導く活躍を見せられるか。
対する柏は90+6分に追いつかれ、痛恨のドロー決着。後半アディショナルタイムの失点は現体制で4試合目と、終盤の試合運びに課題を残している。ただ、アウェイの神戸戦は現在3連勝中。井原正巳監督の初陣となった3カ月前からの成長を示し、首位撃破を果たしたい。
19:00 サンフレッチェ広島 vs 川崎フロンターレ(J1)
広島は前節、『ピースマッチ』を制して7試合ぶりの白星。FW加藤陸次樹が加入後初得点を奪ったことに加え、FW満田誠が3カ月ぶりに復帰したことも明るい話題だった。また、新戦力のFWマルコス・ジュニオールもチームに合流。ホーム連戦の今節は新10番のお披露目にも注目だ。
川崎Fは首位のヴィッセル神戸に敗戦。その差は『15』に開き、今季最大のミッションだった“奪還”は極めて難しい状況となった。反発力を示したい今節はMF脇坂泰斗に注目。苦しい戦いの中でもハイパフォーマンスを続ける14番は、今節もチームの先頭に立ち、逆境打破に導けるか。
19:00 ベガルタ仙台 vs 大宮アルディージャ(J2)
2連敗の16位・仙台は連続未勝利が11試合に。降格圏との勝点差が「3」に縮まり、今節は白星が求められる試合となる。DFキム・テヒョンとDF真瀬拓海が出場停止のなかで意地を見せられるか注目だ。 22位・大宮の前節は、敗色濃厚の90+5分にFW室井彗佑が起死回生の同点ゴールをゲット。この勝点1を生かすためにも、7ポイント差で先行する相手との残留争い直接対決は絶対に落とせない。
19:00 モンテディオ山形 vs ロアッソ熊本(J2)
4連勝の9位・山形は昇格プレーオフ圏との勝点差が「3」に。過去2試合に続き、前節も終盤にMF小西雄大のFKで接戦をモノにした。勝負強さが際立つなか、今節はMF國分伸太郎の出場停止をいかにカバーするかがカギとなりそうだ。 対照的に熊本は9戦勝ちなしで、14位ながらも残留争いに巻き込まれつつある状況。リーグ戦では久しく勝利がないホームでの次節に勢いをつなげるためにも、勝点3を持ち帰りたい。
19:00 ジェフユナイテッド千葉 vs 藤枝MYFC(J2)
5戦負けなしと好調だった千葉だが、前節は0-1で敗戦。ただ内容はFKでの一発に泣いた形だっただけに、3連勝中のホームに戻る今節は気持ちを切り替えたいところだ。出場停止明けのMF髙橋壱晟、MF田口泰士に懸かる期待も大きい。 一方の藤枝は、千葉の下部組織で育ったMF榎本啓吾に注目。内容は悪くないながらも“あと一歩”の試合が続いているが、持ち前の突破からチームに勢いをもたらすことができるか。
19:00 ファジアーノ岡山 vs 大分トリニータ(J2)
岡山は前節終了間際に追いつかれる手痛いドローを喫し、プレーオフ圏との勝点差は8ポイントのまま縮まらず。MF佐野航大をオランダへ送り出して迎える今節は、前節復帰戦で早速ゴールを決めたFWチアゴ・アウベスに期待が懸かる。 ホームで4連敗中だった大分は、DFペレイラ、MF町田也真人らの復帰戦を勝利で飾り5位に浮上。FW鮎川峻の加入後初得点も、チームに勢いを与えるはずだ。
19:00 V・ファーレン長崎 vs 栃木SC(J2)
長崎は前節2点差を追いついた一方で、下位チーム相手に2試合連続のドロー。今節の栃木、次節の大宮と残留争いに身を置く相手との対戦が続くが、勝ちきれるかどうかがポイントだ。 対する栃木は、終盤の失点で追いつかれて勝点1にとどまった。FW陣は前節、根本凌と大島康樹が得点。デビューが待たれるFWレアンドロ・ペレイラらを含め、時崎悠監督はどの組み合わせで臨むのか。
19:30 横浜F・マリノス vs FC東京(J1)
横浜FMは前節、好調・ガンバ大阪に競り勝ち、4試合ぶりの白星。FWアンデルソン・ロペスに久々の得点が生まれたことも好材料だ。ただ、今節はFWエウベルが出場停止。MF水沼宏太やFW宮市亮ら、ここまで“ゲームチェンジャー”として貢献してきた選手たちの奮起が一層求められる。
FC東京は京都サンガF.C.に2-0と快勝。MF東慶悟が2年ぶりの得点を含む1得点1アシストの活躍を見せた。そして今節は指揮官とともに古巣戦を迎えるFW仲川輝人に注目。この一戦に合わせるかのように前節復帰したスピードスターが、特別な思いを胸に日産スタジアムに凱旋する。
8月20日
18:30 横浜FC vs セレッソ大阪(J1)
横浜FCは前節、アビスパ福岡に0-2の敗戦。開始2分の失点で主導権を握られ、先行逃げ切りのゲームプランに持ち込むことができなかった。ただ、ホームでは前々節に首位のヴィッセル神戸を破るなど、現在3戦連続の無失点。今節も“三ツ沢”のアドバンテージを生かし、勝点3奪取を狙う。
C大阪は後半アディショナルタイムに追いつき、貴重な勝点1を獲得。ただ、上位との差は次第に広がっており、過去5戦全勝の相手に取りこぼしは許されない。注目はFWレオ・セアラだ。3年連続の二桁得点に王手をかけている中、今節は自身来日初得点を挙げた縁起の良い相手と対峙する。
19:00 ザスパクサツ群馬 vs ツエーゲン金沢(J2)
仙台に2-0で勝利した8位の群馬は、10戦負けなしでプレーオフ圏と勝点で並んだ。堅守が好調の要因となっており、7月以降は前半の失点がゼロ。今節も良い試合の入りから3連勝を狙う。 対する金沢はFW豊田陽平の得点で先制したものの、2点目を奪えずに勝点1止まり。2016年から5勝5分と負けていない群馬戦で勝点3を積み上げられるか。古巣の本拠地での一戦を迎えるMF加藤潤也にも注目だ。
19:00 徳島ヴォルティス vs レノファ山口FC(J2)
21位の徳島は前節、90+1分に同点ゴールを挙げたFW渡大生に注目。2016年、17年の徳島在籍時、山口に対しては3試合で得点と相性が良く、残留を争う相手との“シックスポイントマッチ”で今度こそ勝利をもたらしたい。 2ポイント差で先行する20位の山口は、前節再三の好セーブを見せたGK関憲太郎がキーマン。チームの堅守に陰りが見えるが、6試合ぶりの勝利に向けて守護神の奮闘は欠かせない。
<8月18日の対戦カード>
19:00 福岡vs新潟(J1)
19:30 浦和vs名古屋(J1)
<8月19日の対戦カード>
18:00 鹿島vs鳥栖(J1)
18:00 いわきvs東京V(J2)
18:00 水戸vs秋田(J2)
18:00 甲府vs磐田(J2)
18:00 清水vs町田(J2)
18:00 岩手vs愛媛(J3)
18:00 相模原vsYS横浜(J3)
18:00 長野vs岐阜(J3)
18:00 北九州vs琉球(J3)
19:00 京都vs札幌(J1)
19:00 G大阪vs湘南(J1)
19:00 神戸vs柏(J1)
19:00 広島vs川崎F(J1)
19:00 仙台vs大宮(J2)
19:00 山形vs熊本(J2)
19:00 千葉vs藤枝(J2)
19:00 岡山vs大分(J2)
19:00 長崎vs栃木(J2)
19:00 八戸vs沼津(J3)
19:00 福島vs富山(J3)
19:00 鳥取vs宮崎(J3)
19:00 讃岐vs今治(J3)
19:00 鹿児島vs松本(J3)
19:30 横浜FMvs FC大阪(J1)
<8月20日の対戦カード>
18:00 FC大阪vs奈良(J3)
18:30 横浜FCvsC大阪(J1)
19:00 群馬vs金沢(J2)
19:00 徳島vs山口(J2)