フランス1部のスタッド・ランスは10日、オーストリアのLASKから日本代表FW中村敬斗を獲得したことを発表した。契約は2028年までの5年間で、背番号は「17」となっている。

【画像＆動画】背番号は17。S・ランス、期待感と躍動感あふれる歓迎動画で中村獲得を発表！

昨季LASKで公式戦36試合に出場し14ゴール7アシストと躍進した中村。シーズン後半戦からフランクフルトやドルトムント、リヴァプール、フェイエノールトなど数々のクラブからの関心が伝えられると、最近では最も具体的な動きを見せていたリーグ・アンのリール行きが濃厚に。しかし、ここにきて一時は争奪戦から外れたとも伝えられた同リーグのS・ランスが獲得に成功した。

そして、9日に現地入りしメディカルチェックを無事通過した中村のS・ランス入りが正式決定。5年契約を締結した中村について、クラブのゼネラルマネージャーを務めるマチュー・ラクール氏は「今回のような契約はクラブのプロジェクトに安心感を与えることになる。伊東純也と同様にエキサイティングな選手。また、創造性に溢れ、決定的な仕事ができる選手だ。チームの攻撃陣の力を高めることになるだろう」と期待を語った。

現在23歳の中村は左サイドを主戦場とするアタッカー。19年夏にガンバ大阪から期限付きでオランダのトゥエンテに渡り、20年夏からは半年間ベルギーのシント＝トロイデンでプレー。21年2月に加入したLASKのファームチームだったジュニアーズでのプレーが評価され、同8月には正式にトップチームに昇格していた。また、今年3月のウルグアイ戦で日本代表チームでのデビューを迎え、これまで2キャップを記録している。

なお、昨夏から日本代表FW伊東純也が右ウイングでプレーするS・ランスは昨シーズン、11位でフィニッシュ。12日に行われるリーグ・アン開幕節では、敵地でマルセイユと対戦する。

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