G大阪が3連勝 ロスタイムにMFダワンのゴールで打ち合い制す 川崎には11年ぶりシーズン2連勝

◆明治安田生命J1リーグ 第22節 川崎3―4G大阪(6日・等々力)

G大阪は後半ロスタイムにMFダワン(27)の決勝ゴールで4―3と打ち合いを制し、川崎に2012年以来11年ぶりとなるシーズン2連勝を果たした。3連勝でここ8戦7勝1分けとし、12位に浮上した。

川崎に大きく傾いていた流れを、起死回生のプレーで呼び戻した。前半奪った2点リードを追いつかれ、その後も川崎ペースで迎えた後半ロスタイム6分。MF山本悠のCKに、ダワンが打点の高いヘッドで合わせた。今季6ゴール目のブラジル人MFは「自分のゴールがチームの勝利につながったことがうれしい」と振り返った。

指揮官のミスを選手達が救った。後半は川崎に流れが傾く中、ポヤトス監督(44)は交代策に頭を悩ませたが、その間に連続失点。指揮官は「素直に言いたい。運があって本当によかった。正直、(交代策の)リアクションを早く示さなければいけなかった」と自身の非を認めて反省し、選手達の奮闘に感謝した。

決勝ゴールのきっかけは、DF黒川の出場停止に伴い、今季初先発でフル出場した元日本代表DF藤春のプレスから。川崎FW家長を封じ、勝利に貢献した34歳は「プレッシャーはありましたけど、最後まで足がつらずにやりきれてよかった」。これでリーグ戦は5月20日の横浜M戦以降、負けなしの7勝1分け。前半戦は最下位に沈むなど苦しんだG大阪が、後半戦は“台風の目”となる予感を漂わせる勝利だった。(金川 誉)

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